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子供のいるご家庭が今年の夏休みについてどう考えているのか、どう行動しているのか、実態を把握することを目的として、昭文社発行のファミリー向けのまっぷるマガジン「家族でおでかけ」編集部と、おでかけWEBメディアNo.1の「いこーよ」は2021年3月に、「いこーよ」の登録ユーザーおよび「家族でおでかけ」の読者(過去の読者アンケートの回答者など)を対象に共同アンケートを行いました。

その回答者(有効回答数1,570件)を対象に、夏休み直前の家族おでかけの動向を把握するため、2021年6月21日(月)〜2021年7月11日(日)の間に、本年第2回目となる「withコロナの夏遊び計画」調査を実施しました(有効回答数1,464件)。

※第1回の調査結果はこちら

||「いこーよ」:アクトインディ株式会社が運営する、子育て層の約8割が利用する、子どもとお出かけ情報サイト。全国85,000件以上の施設情報や54,000件以上の口コミを掲載しています。(2021年6月現在)

||「家族でおでかけ」:昭文社が長年発行している、子ども(主に0歳~小学校低学年)のいる首都圏近郊在住のファミリー層向けおでかけ情報誌です。

【withコロナの夏遊び計画】第2弾調査結果トピックス

◆前回(2021年3月実施)調査に比べ若干回答下がるも、「子どもとやりたいこと」1位はやはり<旅行>

◆近場に何回も出かけるのが今夏流、前回調査に比べ遠隔地から近場のおでかけへのシフトが鮮明に

◆帰省を考える家庭は増、通常年より日数を減らす傾向が強い

◆「家族だけ」での旅行・おでかけ志向がさらに上昇、自家用車による移動増加は継続

この夏の家族おでかけの全体傾向および春の調査との差異

Q:「今年の夏に子どもとやりたいことは?」A:1位は「旅行」

旅行(1位)、花火(2位)、プール(3位)、キャンプ(4位)、海水浴(5位)、水族館(6位)、帰省(7位)、遊園地(8位)、動物園(9位)、牧場、東京オリンピック・パラリンピックTV観戦(10位)の順となりました。夏らしく、涼を求めるものが人気となっています。TOP3は順番は変わらないものの、帰省は前回調査の5位から今回7位に下がりました。

Q:「夏休みの旅行の予定は?」A:3割の家庭は旅行を予定、前回調査より1割の増加に留まる

3月の同一設問では、2割の家庭が旅行を予定、と回答していましたが、直近の6~7月の調査段階でも、まだ3割しか旅行予定を立てていないことがわかりました。一般に夏休みの旅行計画は予約等の関係で1カ月以上前から計画を立てる傾向が強いとされることから、今年はまだ旅行に慎重な家庭が多いことがわかります。
Q:「おでかけは何回くらい?」A:「2〜3回」が前回調査より増加、6割近くに。4回以上も増加

旅行期間を短くしつつ、数回でかけたいと考えている家庭が多いようです。もっとも多いのは2~3回(3月178名→今回265名)、4回以上の回答も増加(3月60名→今回73名)し、コロナ禍の下、少しでも夏休みのおでかけを満喫したい、という思いが感じられます。

Q:「どんな場所へ行く?」A:遠隔地から近場のおでかけへのシフトが鮮明に

1回目の調査が行われた3月の時点では、予定を立てている家庭のうち、9割以上が泊まりがけでの旅行を予定していましたが、今回「飛行機や新幹線を使って移動する遠隔地」の回答が減り、居住地近郊や日帰り圏へのおでかけ予定の回答が大きく増加しました。こうしたところにもコロナ禍の影響が見て取れます。

Q:「夏休みの旅行・お出かけの同伴者は?」A:「家族だけ」の回答が1.4倍以上に

「家族だけで旅行・おでかけする」という回答が1回目の調査に比べ、1.4倍以上になりました。新型コロナウィルス感染症の感染状況が一進一退を続ける中、安全な旅行・おでかけを意識している傾向が強いことがはっきりしました。

Q:「帰省しますか?」A:「帰省する」を考える家庭が増加

1回目の調査でわかった昨年の帰省実績に比べると、この夏は「いつも通り帰省する」「日数を減らして帰省する」の合計が1.5倍に増加しています。特に「日数を減らして帰省する」は1.8倍となっており、昨年の経験を踏まえ、現在の社会状況に配慮しつつ、帰省しようと考えている家庭が増えていることがわかります。

Q:「旅行の交通手段は」A:自家用車移動はさらに増

全体の7割が「自家用車」と回答し、1回目の調査よりさらに1割増加しました。前回に続き現在も混雑や密を避け、感染リスクが少ないと思われる移動手段を選ぶ家庭が多くなっていることがわかりました。

Q:「夏休み期間中、旅行以外はどう過ごしますか」A:「水遊び」「屋内遊具施設」が増加

1回目の調査で聞いた昨年実績に比べ「自宅のビニールプールで水遊び」「近くの屋内遊具施設」といった過ごし方への回答が2倍以上に増えました。その一方「近くの公園」と回答する家庭は、大幅に減りました。

Q:「どんなところなら安心?」A:感染対策が万全なところ

回答数は1回目の調査と異なるものの、順位等の変動はありませんでした。以前として感染対策が万全な場所、が一番多く、そのほか密を避けやすい屋外施設や、混雑具合をホームページなどで確認できる遊戯施設・博物館・美術館などの屋内施設、または目的地への所要時間の短さ、といったファクターを意識する方が多いことがわかります。

Q:「どんな宿泊施設を利用したいですか?」A:部屋食&貸切風呂が利用できる宿が断トツ

回答数は1回目の調査と異なるものの、こちらも順位等の変動がありません。部屋食&貸切風呂がある宿泊施設を利用条件にしている方が多く、そのほか、自然体験できる郊外の宿、開放感のあるキャンプ場やコテージなども人気です。

自由回答の中からこの夏のおでかけに役立つ情報をピックアップ!

|| 自由回答で分かった、今夏「メインの旅行の予定」

◆「1泊2日、安曇野、自家用車で、1人2万円程、国営公園で思いっきり大自然を満喫したいと思っています!」
◆「3泊で上高地に自家用車でトレッキングやキャンプをしに行きます。」
◆「3泊4日で飛行機に乗って、奄美大島に旅行へ行く予定です。奄美大島では海水浴や海釣りをする予定です。」
◆「2年ぶりに帰省して両親に孫を見せたい。」
◆「20日前後、北海道まで飛行機で帰省。基本的には実家近くの自然のなかでだけ遊ぶ予定。」
◆「親だけですが、ワクチン接種も終わるタイミングなので実家に帰省し、のんびり過ごします。」
◆「帰省を兼ねて帰省先で1週間、海はキャンプ。人混みに行かないように家族だけで過ごす予定です。」
◆「九州へ5泊で行く予定です。電車は使用せず、レンタカーでまわります。天草での海水浴や博物館、阿蘇山のカルデラ、工場見学を予定しています。」

|| 自由回答で分かった「この施設はとても良かった!安心して遊びに行ける!」施設&場所

◆「近くの公園。市内の感染状況がよくわかるし、トイレを借りず家に帰れるから。」
◆「那須にあるモンゴリアビレッジはすごくよかったです。小学2年生でモンゴルが国語に出てくるので子供と行きました。海外旅行している気分になれてよかったです。」
◆「お台場にあるレゴランドです。入場時間を予約しないと入れないので、混雑を防げます。」
◆「滋賀の琵琶湖テラスは楽しかった。屋外で密にならず、無料で子供が遊べる遊具がたくさんあった。景色も良く気持ちよかった。」
◆「八木山渓流公園、密ではなく自然の中で涼しく川遊び出来た。」
◆「recampしょうなん。テント設置場所近くににアスレチックがあり、目が届く範囲に遊んでくれてよかった。」
◆「サファリパークは、自家用車でまわることもできるのでとても安心だと思います!」
◆「さんべ縄文の森ミュージアム。人も少なく、また涼しく、エレベーターもあり車椅子の祖母もみることができました。巨木が想像以上に大きく、圧倒されました。1度は行くべき所だと思いました。」
◆「円山動物園は人数制限されていて、密になることなくゆっくり動物を見ることが出来ました。」
◆「四街道市運動公園。屋外にアスレチックが沢山あり、子供達と遊ぶには良い場所です。駐車場も沢山あるので、車で行けます。」
◆「温泉の貸切部屋がよかった。日帰りで部屋食で家族風呂も付いていてお部屋に自由に敷布団も敷けてまるで旅行した気分でした。」
◆「PICA FUJIYAMA。コテージで家族のみで過ごせるので安心。コテージ内にトイレ、バスがついているので大浴場や温泉施設を使用しなくても済む・」
◆「鴨川シーワールド。有名なレジャー施設なら感染対策がされていること。シャチなどのショーが屋外施設であること。感染対策に加え熱中症対策が出来るような屋内施設もあること。」

|| 自由回答で分かった「子どもの感染対策で気を付けていること」

◆「手洗い、マスクは基本として、そもそも人混みを避ける。」
◆「食事時のマスクを外したときの会話をしないなど。」
◆「生活リズムをくずさない。しっかり寝る。」
◆「買い物には連れて行かず、お出かけは公園など屋外にする。」
◆「まだマスクができない年齢なので、せめてと思って手洗い足洗いは徹底しています。」
◆「マスク、ハンカチ二枚(手拭き用と汗拭き用)、携帯アルコールジェルを持たせている。」
◆「手洗いうがいの徹底、検温、家以外の誰かの家に行かない(外で遊ぶのはオーケー)など。」
◆「手洗い、消毒です。最近ではお店でも必ず準備いただいているので、おでかけの際には必ず店舗ごとにシュッシュとアルコールしています。4歳の娘自らシュッシュを見つけては自分で消毒しています。」