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 株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)は、中国国内企業が運営する情報サイト/スマートフォン向けアプリケーションに、訪日中国人旅行者向け情報の配信事業を開始することをお知らせいたします。当社は既に訪日外国人向け事業として自社ブランド「DiGJAPAN!」を展開しておりますが、今回は訪日外国人向けのBtoB事業としてコンテンツのネット配信を開始することになります。

 

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大衆点評-東京エリアトップ画面
在路上-京都エリアトップ画面

■ インバウンド市場を牽引する訪日中国人旅行者
 2014年に日本を訪れた外国人旅行者は、約1,341万人と過去最高を記録しました。中でも、中国からの訪日旅行者数は特に顕著な伸びを見せており、2013年9月以降、単月客数で過去最高を記録しつづけています。 中国からの訪日旅行者の特徴は、他国の旅行者に比べて極めて旺盛な消費行動にあります。観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2014年の訪日消費は訪日外国人全体の約1/4にあたる5,600億円にものぼります。このようなことから、2020年の東京五輪に向けて、中国からの旅行者が訪日外国人旅行者市場の大きな牽引役になると見られています。さらに、ビザ要件緩和や中国国内でのオンライン旅行手配市場の拡大により、今後、ますます日本旅行を楽しむ中国人旅行者の増加が期待されます
 
■ 「大衆点評(dianping.com)」「在路上(117go.com)」と情報連携
 インターネット利用者が6億人超、モバイル利用者は約5億人の中国においては、すでに多くの会員を保有する旅行や宿泊予約のポータルサイトが存在しており、こうしたメディアを通じていかに日本の魅力を発信するかが訪日中国人旅行者を増やす上での重要な施策となります。このような環境を踏まえ、当社は訪日旅行促進事業に貢献するべく、中国国内に多くの会員を保有する「大衆点評(dianping.com)」「在路上(117go.com)」メディアとの連携を行い、中国人訪日旅行者向けに日本旅行の情報発信を開始します。
 
● 昭文社の保有する観光コンテンツとモデルコースを掲載
 第一弾として、「在路上(117go.com)」には、特に個人旅行で人気の訪問エリアである「東京」「大阪」「京都」の3つのエリアの観光コンテンツとおすすめモデルコースを、「大衆点評(dianping.com)」には「東京」の観光コンテンツをそれぞれの日本専用ページに提供します。観光コンテンツのみでなく、写真付のおすすめモデルコースを掲載することで、中国人旅行客にとってよりスムーズで快適な訪日観光を実現することができます。
 
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大衆点評-東京特集ページ
在路上-京都特集ページ

■ 今後の展開
 「東京」「大阪」「京都」に加え、日本各地の人気観光スポットをモデルコースとして拡大していきます。また、アクセスログなどのデータ解析を通じ中国人訪日旅行者の動向や嗜好を把握することで、より中国人旅行者のニーズにマッチした実用的なコンテンツの充実を図ってまいります。
 昭文社が独自に収集している日本の観光関連コンテンツのみならず、各自治体や企業が訪日旅行者向けに提供する情報などを配信していくことも視野に、当社の経営方針である「“ローカリゼーション”と“グローバリゼーション”の両立」を目指します。
 
 
● 大衆点評について Dianping.com (http://www.dianping.com/
2003年4月に上海で設立。中国初の消費者による評価や投稿などを主体とするサイトを運営する会社です。現在、「Dianping.com」は中国国内のローカルの生活情報提供と交流における中国最大のプラットフォームで、飲食店情報や消費者による評価以外にも団体購入、オンラインレストラン予約、テイクアウトサービス、電子クーポンによるプロモーションなど、様々なO2Oサービスを提供しています。同社2014年第2四半期報告よると約1.3億人の月間アクティブユーザが利用しており、アメリカ、日本、オーストラリア、タイなどを含む10か国、およそ2,300の都市にある1,000万の店舗に対して3,600万の投稿があります。当社とは2014年9月22日付けでMOU(Memorandum of Understanding)を締結しています。
 
● Travo社について 在路上 (http://www.117go.com/download
「在路上」は2011年に上海で公開を開始し、写真・観光スポット・体験談などを含む多数の情報をタイムライン上で共有することが可能な、ユーザに「旅先でより現地の人と同じような体験をする」ことを促す、旅行記アプリケーションです。登録ユーザ数は約2,000万人、ウェブサイトには1日平均50万人以上のアクティブユーザがおります。また、同社は現地で行われているアクティビティ、現地でしか購入できな商品情報などを観光パッケージツールという形で提供する新アプリケーション「淘在路上」を公開しています。当社とは2014年11月4日付けでMOU(Memorandum of Understanding)を締結しています。 
 

【リリースに関する問い合わせ】

■メディア関係の方向けの問い合わせ先
株式会社 昭文社 広報担当 竹内
TEL:03-3556-8271
E-mail:koho-info.shobunsha@mapple.co.jp

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