MAPPLE×新しいスタイル

なぜ茂木町でデジタルスタンプラリー?

昭文社発行のガイドブックシリーズ「ことりっぷ」はご存知の方も多いと思いますが、実は「ことりっぷ」をまだ発売していないエリアでも、ことりっぷ編集部の目線で素敵なスポット、楽しみ方を選び抜いた無料冊子を配布するところもあるんです。

最新号は、栃木県南東部に位置する茂木町(もてぎまち)を特集しました。しかも今回の「ことりっぷ 茂木町さんぽ」冊子では、地元の町役場のご協力のもと、スタンプラリーができるアプリと連動する、というこれまでにない面白い取り組みも行われています。

そのアプリ、NaviTabiというのですが、一言でいうと「地図上のチェックポイントを廻るナビゲーションゲーム(たとえばオリエンテーリングなど)を、スマートフォンでいつでも楽しめるアプリ」です。今回、ことりっぷと連携するにあたってさらに機能を追加。観光マップ上におすすめスポットを表示し、実際にスポットに行き、写真を撮ることでポイントが獲得できて、30ポイント以上貯めると茂木町の名産品プレゼントに応募できるようになりました。「観光案内」「デジタルスタンプラリー」「プレゼント応募」の三拍子揃った優れモノ。早速現地に体験をしに出かけてみました。

茂木(もてぎ)ってどんなところ?&さて、どこを歩こう?

自然豊かな栃木県茂木町。清流那珂川、逆川と八溝山系の美しい広葉樹に包まれ、都心から2時間半、せわしない日常を忘れ、密を避けるにもうってつけの里山風景が広がります。四季折々の景観が美しく、城下町の面影を残す駅周辺、町を代表するテーマパーク「ツインリンクもてぎ」、地元の名産が揃う「道の駅もてぎ」などもあって、1泊2日の週末お泊まり旅にもおすすめです。

今回は「NaviTabi」アプリにある春のウォーキングコース「まちなか散歩」(茂木駅、ふみの森もてぎ内のカフェ・ラ・パンセ、道の駅もてぎ)を中心に、さらに鉄道愛好家の中で話題の未成線、長倉線を歩く「幻の鉄道跡地散策」を加えて行ってみることにしました。冊子とアプリでスポットの位置やルートを確認。これでプランは完成です!

「NaviTabi」アプリのコースやスポットはパソコンでも確認できます。

まずはアプリの練習を兼ねて茂木駅へ!

おでかけの起点、茂木駅へやってきました。早速アプリを開いてみると、途端に振動がブルブルきました。地図上のスポットを囲む濃いピンク色の円が茂木駅の半径50m以内の印で、そこに実際に入るとポイント取得可能になり、バイブレーションで教えてくれます。あとは現場で「ポイント獲得」をタップして写真撮影すれば、獲得完了。幸先よく10ポイントGETです!

「幻の長倉線鉄道跡地散策」へ出発!

~心洗われるのどかな風景に感動~

茂木駅近くの芝生広場に行くと、「未成線の旅へようこそ!」の看板が目に入ります。それは今回の目的地の一つ、幻の長倉線鉄道跡地の解説看板。これから往復約6.2km、アップダウンが少ないゆるやかなウォーキングコースになります。

途中見渡すと進行方向に芝生の道が続きます。ルートをどんどん進むと、峠あり、田園風景あり、のどかな風景に癒されながら、「里山時間」を満喫することができます。


歩くこと45分、大峯山トンネルまで来ました!往復コースなのでちょうど中間点。それにしても、重機もないのによくこんなところに鉄道を引いたものですね…感慨もひとしおです。
※トンネル内は立ち入り禁止です。

~鮮やかな青空と澄み渡る田園風景を堪能~

トンネルからの帰り道遭遇した景色は、春から初夏への移ろいを感じさせる透明感いっぱいの風景。新緑とのコントラストは一見の価値アリです。

そして、ついに「茂木駅→大峯山トンネル折り返しコース」6.2km、約90分かけて完歩しました!完備された距離標を頼りに、景色を堪能しつつ、未成線の楽しみや奥深さが感じられる素敵な散策。取材日はお天気にも恵まれ、心身ともに完全リフレッシュする<デトックス旅>になりました。ぜひ行ってみてほしい、爽快ウォーキングですね。

※このコースでのスタンプラリーは、今回茂木町で実施されている「四季のウォーキングコース10選」では「夏コース」に設定されているので、この夏にポイント獲得してお楽しみいただけます。

お腹が空いたのでカフェでお食事♪

ウォーキングに行ってお腹が空いたので、スタンプラリーコースのスポットでもある、茂木駅から徒歩5分のふみの森もてぎ内にあるカフェ・ラ・パンセにやってきました。

カフェ・ラ・パンセでは、地元産素材をふんだんに使った軽食メニューが楽しめます。おすすめは茂木産のそば粉を使ったガレットと、ゆずの香りジュレです。卵、野菜、キノコはもちろん、そば粉のガレットそのものも、新鮮かつ濃厚な味わいでとてもおいしいです。食後のジュレも爽やかなゆずの香りでスッキリ!大満足です。

スタンプラリーのコーススポットなので、ここでも5ポイントGET!合計15ポイントになりました。

旅の終わりにおみやげ探し♪「道の駅もてぎ」へ

さて、このスタンプラリーでは、ちゃんとお土産屋さんもスポットに入っています!ポイントを貯めつつ、茂木の名産品を買えちゃうので一石二鳥。タイミングが合えばSL見物も楽しめるという「道の駅もてぎ」、見逃せません。

ラ・パンセから徒歩20分くらいで到着した「道の駅もてぎ」は、想像以上の大きさでした。「バウム工房 ゆずの木」、朝採り野菜が買える「農産物直売所」、大人気ゆず塩ラーメンが食べられる「もてぎ十石屋」、そば・わっぱ飯の「レストラン桔梗」、地元産のお土産が所狭しと並ぶ「おみやげ けやき(欅)」、などなど店舗がたくさんあり、イベント広場や隣接の十石河川公園も季節の花が咲き広々しています。

さて、お土産は何にしようかな、っと。やっぱり名産の「ゆず」は外せません。柚子といえば南方(四国)産のイメージが強いのですが、実は栃木県はゆずの栽培地の北限に当たります。茂木町産のゆずは、南方のものと比べて果汁は少ないが、肉質が厚く香りが高い、という特長があります。

ことりっぷの冊子情報も参考にお店を覗くと、道の駅もてぎオリジナル商品として人気の「もてぎの塩ゆず」と、切り株のような見た目がインパクト大、のバウム工房 ゆずの木「米粉バウムクーヘン ハードタイプ(S)」が目に飛び込んできました。「塩ゆず」は茂木産ゆずの豊かな風味と爽やかな酸味がアクセントになって、さっぱり料理にもってこいの一品。バウムクーヘンは、茂木産のコシヒカリを用いて工房内で製粉した生米粉に、厳選した卵や発酵バターを加え、噛むほどに味わいが広がります。

お腹に余裕のある方は、「ゆず塩ラーメン」もぜひ味わってみてください。茂木町産ゆずの特長を最大限に活かし、豊かな香りと爽やかな味わいがお楽しみいただけるはずです。

貯まったポイントで名産品プレゼントに応募!

今回の取材でスポット3カ所に行ったので30ポイント貯まりました。これでもてぎの名産品プレゼントに1口応募できます。

個人情報を入力して、応募完了。抽選ですが、穴場の観光地なので当選確率はかなり高いかも。楽しみが増えました。

編集後記(広報の体験コメント)

今回、茂木町をはじめてぐるっと巡ってみました…ご紹介した地点以外にも、城山公園、花の山、観光やな(この時期は食事のみでしたが)、そば、ツインリンクもてぎ…などなど、見どころがいっぱい。何回もリピートしたくなっちゃいました。

実際に行ってみると、自然が豊かで、草花の手入れが行き届き、お住いの方や施設の方もとても親切で、気持ちのよいおでかけを楽しむことができました。

その中で、昭文社が作ったことりっぷ冊子を片手に、アプリも使いながら歩いたわけですが、景勝地やグルメ、お土産を探すにはもってこいの内容に仕上がっており、安心しました。
アプリもポイントを貯めれば貯めるほど行きたくなるゲーム性が心地よく、これまでにない旅とスポーツ、ゲームの融合形として可能性を感じました。リアルタイムでポイントに応じてクーポンが発行されたりしたら、もっと楽しめたかも。アイディアを関係者にフィードバックしたいと思います。

みなさんもぜひ、栃木県茂木町(もてぎまち)へのおでかけ、楽しんでみてください。発見があるはずです。

さあ、次はどんな企画にトライしてみようかな~?

※まちなか散策と長倉線ウォーキングの移動ルート地図です↓


~今回訪れたスポットの一覧です~

|| 茂木駅
所在地:茂木駅茂木
アクセス:真岡鐵道で益子駅から約25分、真岡駅から約40分(列車により異なる)

|| 幻の長倉線を歩く鉄道跡地散策
ルート:茂木駅~大峯山トンネル跡(往復)
問い合わせ先:0285-63-5644(茂木町商工観光課)
公式サイト:http://motegi-k.com/nagakura.html

|| カフェ・ラ・パンセ
所在地:茂木町茂木1720-1 ふみの森もてぎ内
アクセス:茂木駅から徒歩5分
問い合わせ先:0285-63-1141

|| 道の駅もてぎ
所在地:茂木町茂木1090-1
アクセス:茂木駅から徒歩15分
問い合わせ先:0285-63-5671
紹介記事(まっぷる観光ガイド):https://www.mapple.net/spot/9000592/