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「世界の大使館にこんにちは!」今回訪れたのは、昭文社本社からも程近い英国大使館!広報部長のマーク・スミスさんを訪ねました。イギリスと言えば、サッカー?ロック?それとも紅茶?どんなお話を聞けるかな、と思っていたら、今、イギリスは料理が熱いんだとか。ミシュランの星付きレストランが150を超えるとか、星付きのイングリッシュパブも登場しているとか。これはなんだか、美味しい話が聞けそうです♪

イギリスの食事というと、どんなものをイメージしますか?こう聞くと、一番多い答えはフィッシュ&チップスです。次はローストビーフやスコーンなど。どれもイギリスが誇る伝統料理ですね。他にも、パイやプディング、煮込み料理など、オーブンを使った家庭料理をイメージされる方が多いのですが、でも、それだけじゃないんです。

「イギリスの食文化はこの15年ほどでめまぐるしく変化しているんですよ」

実はロンドンは、今や「世界の食の首都」と言ってもいいほどに各国から腕利きのシェフが集まる都市になっています。イギリス全体でミシュランの星付きのレストランは150を超え、星付きのパブも登場しています。二つ星を維持しているパブもあるんですよ。「イギリスは料理が美味しくない」と言われていたのはもうずいぶん昔のこと。今ではすっかり美食の国に生まれ変わり、料理の質の高さが国際的に評価されているんです。

また、ワインの質もどんどん上がっていて、特にイングリッシュ・スパークリング・ワインは国際的なコンペディションで数々の賞を受賞するなど、大きな注目を集めています。イギリスと言えば「パブでビール」という方も多いと思いますが、ロンドンをはじめ、イギリス各地でじわじわと、素敵なワイン・バーも増えているんですよ。

料理に関しては、日本食も世界で大人気ですよね。私も大好きです。海の幸に山の幸。新鮮な食材を活かした料理は、私たちイギリス人にとっても馴染み深いんです。というのも、イギリスも日本と同じ海に囲まれた国なので魚介類に恵まれ、牧畜や農業が盛んですし、果物もよく取れます。なので、食材の持ち味を活かしたシンプルな料理がメイン。また、食材のうまみを引き出す燻煙の技術にも長けていて、サーモンはもちろん、鯖やタラの燻製など、日本人の方々の味覚によく合う料理もいろいろあります。アフタヌーン・ティーに欠かせないクロティッド・クリーム、イギリスで700種以上もつくられるチーズなど、乳製品も豊富なんですよ。

また、テレビでは料理番組が増え、人々の食への関心が高まってきたことに伴い、スーパーに並ぶ食材も国際色豊かになったりと、家庭料理も時代とともに変化しています。そして、今とっても活気があるのがマーケットです。たとえば、ロンドンのバラ・マーケット。ここはまるで築地のようなにぎわいで、観光スポットとしても大人気なんです。

店先に並ぶ数々の魚介類、飼育法や土地にこだわった国産の肉、豚肉だけでなくイノシシや鹿なども使う各種ソーセージ、イギリス各地から届くオーガニック野菜の数々、イギリス国産ビールを多数揃えたお店など、どれを見てもワクワクしてくると思います。それ以外にも、日本では見たことがないような食材がたくさん。さらに、スープやサンドイッチ、ソーセージやチーズなどのイギリスの味はもちろん、ヨーロッパ大陸やエスニックの味を食べ歩けるフード&ドリンクも充実しています。おなかを空かせて行くのがおすすめですね(笑)。

イギリスへ行ったら、ぜひ本場のイギリス料理を楽しんでほしいですね。あとは、日本でもイギリス料理が食べられるお店が増えているので、いろいろと足を運んでみてもらえたらと思います。英国政府観光庁のサイトでも情報を提供していますので、ぜひ活用してください。

インタビューに参加したりんごさん。先日行ったイングリッシュパブの話で盛り上がりました!

そうそう。どこに行こうかな?と思ったら、「A Taste of Britain」のFacebookページも覗いてみてください。駐日英国大使館では、今年の8月から「Food is GREAT:A Taste of Britain ためしてみて、美味しいイギリス」というキャンペーンを展開していて、Facebookページなどでイギリスの食文化や日本でイギリス料理が食べられるお店など、“美味しいイギリス”情報を発信しています。また、現在このFacebookページでは50名の食の公認レポーターを募集しているので、こちらもみなさんにご参加いただけるとうれしいです。“美味しいイギリス”情報でいっぱいのページを、みんなでつくっていけたら楽しいですね。

英国大使館では、イギリス料理の魅力を多くの方に知っていただけるよう、レストランでイギリス料理のメニューをプロデュースしたり、料理教室や英国フェアを開いたり、テレビ局と協力してイギリスの料理番組を放送したりと、さまざまなコラボレーション企画を行っています。また、イギリス料理をもっと気軽に試してもらうため、料理レシピサイト「クックパッド」に「英国大使館のキッチン」というページを設けて、レシピを公開しているんです。ちなみにレシピを監修しているのは、英国大使公邸の総料理長。簡単なのに美味しいレシピをたくさんご紹介しています。

「味は総料理長のお墨付き。これからもどんどんレシピを公開していくのでお楽しみに」

実は後ろの写真も、クックパッドでレシピを公開している料理なんです。どれもおいしそうでしょ?ぜひぜひおうちで「美味しいイギリス」をためしてみてください。日本でも手に入るイギリスの調味料を使うと、より本格的になりますよ。


サーモンマリネとグレープフルーツサラダ。スコティッシュサーモンがおすすめです。 →レシピはこちら


ラムひき肉を使ったパブランチの定番、シェパーズパイ。ビールによく合います! →レシピはこちら


ルバーブとストロベリーのトライフル。英国で人気のデザートのひとつです。 →レシピはこちら


「また来てくださいね」と笑顔でお見送りしてくれたマークさん。ありがとうございました!美味しいイギリス料理屋さんを見つけたら、Facebookで投稿します(笑)。


服の色のコーディネートがイギリスの国章や国旗にぴったりで喜ぶりんごさんを、英国大使館の正門前でパチリ。とってもいい思い出になりました!

A Taste of BritainFacebookページ

英国大使館のキッチン(クックパッド)お出かけ情報たくさん!英国政府観光庁のホームページはこちら

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