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『まっぷる浦和レッズ』発売を記念して、柏木陽介選手を行きつけのお店でインタビューしました!
柏木選手が週1で訪れるという行きつけのお店「鰻 むさし乃」さんで、選手と街の人のステキな関係についてお聞きすることができました。
 
●プロフィール
柏木 陽介(かしわぎ ようすけ)
1987年12月15日 兵庫県神戸市生まれ
身長176cm/73kg
●サッカー歴
御津スポーツ少年団→御津中→サンフレッチェ広島ユース→サンフレッチェ広島→浦和レッズ(2010年〜)
日本代表 4試合出場
トップ下、ボランチなど、複数のポジションをこなすチームの司令塔。左足から繰り出す創造性溢れるパスと豊富な運動量、そしてチームを鼓舞し続ける姿から、レッズファンやサポーターから「浦和の太陽」と呼ばれ慕われている。
 

浦和へ来て、1年目はチームの先輩にいろんなお店を案内してもらいました。そのうちのひとつがここ(「鰻 むさし乃」)で、浦和へ来て間もない頃から通い始めて、今では僕がチームで一番来ていると思いますね。目当てはうなぎじゃなくて、裏メニューの焼き鳥なんですけど 笑(取材陣:インタビュー中、「うなぎじゃなくて、鳥がおいしい」と言う柏木選手とむさし乃のご主人の「うちは、うなぎ屋だ!」と言うツッコミの掛け合いに、取材陣一同、何度も笑わされました)。

ここの他にあと二つ行きつけのお店があるんですが、そういうお店へ行くと安心します。お店の人は僕を自分の子どもみたいにかわいがってくれて、親子みたいな関係というか、「ただいま」って言いながらお店に入る感じ。試合前なんかは身体を気遣ってくれて、身体に良いものを出してくれたりもするんです。そういうのも嬉しいんですけど、何より気楽に冗談を言い合えるのがいい。お店で真面目な話はほとんどしないです。2分もしない 笑

(ご主人にもお話を伺いました)

陽介がうちにきても、サッカーの話はほとんどしないですね。ぼくもうなぎのことを聞かれたら困りますし(笑)、お互いの真剣勝負のフィールドには、口を出さないのも礼儀の一つだと思っています。もちろんそれは、私だけではなくて、お店に来るお客さんも同じ。選手が食事をしていても声はかけず、店を出る間際に、そっと会釈だけしていく方がほとんど。少なくとも、うちに来るレッズファンは皆、マナーのある対応をしていただいています。陽介と私がちょっとした冗談や軽口を言い合っている、そんなやりとりを傍から見ながら、「プライベートはこんな感じなんだな」って楽しんでいただいていると思いますね。

 

陽介は、本当に気遣いのできるやつなんです。私の女房も長いことレッズの選手を見てきてますが、これまでのレッズの選手で一番繊細な選手だって言ってます。周りの空気をすごく読むんですよ。だからこそ、うちではリラックスしてもらいたい。今はお互いのリスペクトを忘れない、近すぎないちょうどいい距離感なんじゃないかな、と私は思っています。それはうちだけじゃなくて、浦和の他の店でもそうだと思いますよ。

僕の仕事は、まずは、プレーで観客を沸かせること。個人としては得点に貢献するプレーをしていきたいですが、それだけでなくて、苦しい場面でも立ち向かっていく姿勢を見せることが大事だと思っています。そうすれば結果もおのずとついてくるし、浦和もさらに活気づいていくと思っています。

あとは、小学校のサッカー教室には積極的に参加していきたいですね。僕らの仕事の一つは、子どもたちに夢を与えることだと思っているので。ゆくゆくは、浦和で自分のサッカースクールを開いて、そこからプロや日本代表を輩出できたら、なんて考えています。

「鰻 むさし乃」は浦和駅から徒歩約3分のところにある、浦和レッズの選手行きつけのお店。ちなみに、お昼時には練習や試合終わりの選手たちが来店していることもあるとか!?

http://unagimusashino.com/

 

編集後記

柏木選手と「鰻 むさし乃」のご主人との会話は本当に気心の知れた仲といった感じで、少し緊張していた取材陣もすっかりリラックスしてお話を伺うことができました。

そして「鰻 むさし乃」のご主人のお話から、選手に敬意を払うレッズファンのこと、だからこそ浦和の街でのびのびと過ごせる選手たちのことなど、浦和と浦和レッズの間に根付いている温かな文化を垣間見ることができました。

ちなみに、柏木選手がお気に入りと話していた「鰻 むさし乃」の焼き鳥は、常連さんだけに出している裏メニューだそう。「食べてみたい!」という方は何度も通わないとだめですよ! 笑

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