MAPPLE×新しいスタイル

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昭文社では、今流行しつつある、車を使わず電車やバスなどの公共交通を利用した旅行を快適に、さらに楽しくするガイドブック「tabitte」を新創刊!
「tabitte」の驚くべき機能とこだわりについて、企画・編集を担当した堀越にインタビューしました。
 

【PROFILE】
出版編集部 旅行書編集二課
堀越 絵美
2011年入社。入社時よりまっぷるマガジンなどのガイドブック編集を担当。

電車やバスなどの公共交通を利用して、旅先を隅々まで楽しむ人のための新・国内ガイドブック「tabitte(タビッテ)」♪詳しいガイド情報はもちろん、電車とバスが連動した乗換案内情報や超詳細路線MAPなどtabitte独自のコンテンツで、アクティブな旅を強力にサポートします!

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「しまかぜ」や「ななつ星in九州」など、全国で観光者向けの長距離列車が注目を集めている今、あえて車を使わない旅を選ぶ方が増えてきています。私は昭文社に入社する前は旅行会社に勤務していたんですが、車を使って旅をしていた方の中にも、観光列車に乗ることが目的で旅行プランを組まれるお客様がいて、その頃から「クルマを使わない旅」のニーズを実感していました。今後も、北陸新幹線や北海道新幹線の開業が控えていますから、「クルマを使わない旅」のブームはまだまだ続きそうですね。
日本は公共交通機関が充実しているので、列車とバスを乗り継げば大抵の場所までたどり着けます。若い人の車離れも顕著ですから、「クルマを使わない旅」は旅行ジャンルのひとつとして、大きなポテンシャルを秘めているなと思います。

自動車免許を持っていないこともあり、私の旅はもっぱら電車やバスなどを利用しての移動がメインです。ただ、電車とバスだけの旅を続けていて不便に感じたこともあって、それは「旅行ガイドブックには車ユーザー向けの情報が多い」こと。旅行ガイドブックを読んでいて、「ここに行きたい!」と思っても、そこへの行き方が「○○インターから車で5分」と書かれていたり、車での移動が前提なんです。
だから、昭文社の採用面接でも「車を使わずに旅をする人もいるはずなので、電車やバスのアクセス情報が充実した本をつくりたい」と力説しました。実はその時の面接官が、今の上司なんですよ(笑)。
入社して数年後、新ガイドブック企画のための若手新規プロジェクトチームに入れてもらうチャンスを得ました。これは編集部だけでなく、営業部や総務部など部署をまたがっての若手が集められたプロジェクト。さまざまな意見が出るなか、今回の「クルマを使わない人のためのガイドブック」の企画が採用されたんです。

電車とバスの旅につきものなのが、乗り換え!
場所によっては数時間に1本しか電車が来ない(泣)、なんてところもありますよね。tabitteでは、この乗り継ぎや移動スケジューリングの悩みを「運行スケジュールMAP」と「アクセス早見表」で一挙に解決します。
実は、私自身、使い勝手のよい乗換案内と路線図がなくて、ガイドブックと時刻表の必要なページをコピーして旅行中持ち歩いていたんです。その時の経験をいかして、tabitteでは全線全駅を網羅した路線図も掲載し、さらには運行頻度まで分かるMAPをオリジナルで制作しました。15分に1本から6時間に1本の路線まで、運行頻度ごとに色分けしているので、事前に列車の時刻を調べておかないといけない路線などが一目で分かります。私が旅行者だったら絶対に欲しいページなので、こだわりを持ってつくりました。
さらに、「アクセス早見表」では、観光地ごとの主要駅間の乗換案内と所要時間を掲載しています。
一目で主要スポット間の距離感を把握することができるこの表を作るにあたり、こだわったのは、あえて移動が長時間になる区間も載せたことです。tabitteは旅行者一人一人の自由な旅をサポートするガイドブックにしたいと考えていました。ですので、時間がかかるからといって、こちらで「行けない」と決めつけてしまうんじゃなくて、その判断は読者に委ねたいと思ったんです。

旅行中、大きな荷物を持って観光地を巡るのは大変ですよね。車の旅なら、トランクに荷物を入れておけますけど、電車とバスの旅だとそうもいきませんし。経験上、荷物の預け場所に悩んだことが何度もあったので、tabitteには「手荷物情報」を掲載することにしました。観光スポットごとにコインロッカーや預かり場所が分かるので、旅先で荷物の預け場所を探す手間を省くことができ、身軽に観光を楽しめます。
tabitteには、この他にもユーザー目線に立った機能が充実しています。
例えば、観光情報には、あるスポットへ「行く」ための情報は色付きのふきだし、「巡る」ための情報は白いふきだしにしてあります。パッと見で誌面のどこになんの情報があるのか分かるようにしているんです。

一般的な地図の多くは車ユーザー向けに制作されているので、幹線道路や高速のインターチェンジが大きく表示されています。でも、tabitteは電車とバスを利用する旅のガイドブック。ですから、駅名を大きな書体で目立つようにしたり、鉄道路線を目に入りやすくしたり、オリジナルのデザインにこだわりました。これは地図を得意とする昭文社だから出来たことです。地図部門の担当者に協力してもらいながら出来上がった地図は、きっと皆さんの旅に役立つと思います。
旅行前も旅行中も、地図は欠かすことのできないツールです。特に車を使わない旅の場合、紙地図をみる機会が多いもの。せっかくなら地図をただ目的地へ行くための道案内としてだけじゃなくて、楽しんでほしいと考え、観光ポイントには一言コメントを付けました。ぜひ地図を読む楽しさも感じていただきたいです。

車って、好きなときに好きなところへ行けるとても便利な乗り物ですが、日常にいちばん近いもののひとつであると思うんです。でも、旅行の醍醐味は「非日常を楽しむこと」だと思うので、ぜひ一度車から離れた旅をしていただきたいなという想いがありますね。
電車やバスの旅は、あの話題の列車に乗りたいな…と移動手段を選ぶところから始まって、駅弁は何を食べようか考えたり、たまたま居合わせた他の旅行者と話がはずんだり、移動時間も含めて旅を楽しむことができるんじゃないかと思うんです。あとお酒を気兼ねなく飲めるのも魅力ですよね(笑)。
「車がないから、仕方なく電車とバスで旅行する」じゃなくて、むしろ「あえて車を使わない旅」を選ぶからこそ楽しめるメリットや魅力がたくさんある。でもその一方で、「ちゃんと行けるのか」という不安もありますし、車を使う旅とは別の準備も必要になります。そんなときに、このtabitteがそのサポートをできればという想いでつくりました。今までにないガイドブックだと思いますので、是非一度tabitteを手に取っていただきたいです。

tabitteをご購入いただくと利用できる無料旅アプリ「まっぷるリンク」。

・今いる場所から目的地の方向を案内&周辺のおすすめスポットを表示!
・無料で電子書籍が全ページついてくる!
・宿泊が5%現金値引きで予約できる!
・本には掲載しきれなかったディープな現地ネタ「編集部旅コメント」(「旅コメ」)が読める!

など、アプリ限定の便利でお得な特典が満載です。tabitteは本とアプリのダブル使いで、皆さんの旅をさらに楽しくします♪

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