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 株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田 茂夫、東証コード:9475)は、2012年8月22日より、『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』を発売します。

 『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』は、大地震が発生し、都心の交通網がマヒした際に、自宅まで歩いて帰るためのサポートをする地図です。 2005年の初版発売時には2カ月で57万部を発行、大変な話題となった商品で、以降、毎年“防災の日”を前に更新版を出版、発行部数は累計110万部を超えるロングヒット商品です。
 2011年3月11日、都心において実際多くの帰宅困難者が発生したことを受け、昨年版では、「距離と時間を検討できる地図」「震災時対応マニュアル」など、実用性を加味した内容を追加いたしました。
 このたび発売する2012年版では、2013年4月に東京都で施行される「帰宅困難者対策条例」に基づき、無理に移動しようとせず、まず安全確保を推奨する「一時滞在マニュアル」を掲載。一時滞在を決定した場合、その後の行動の心得をフローチャートなどでまとめています。 また、切り取って使える「携帯用防災カード」も新たに追加。地震が起こる前にできることなど、個人でできる基本的なことをまとめ、携帯して持ち歩けるようにしました。

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<『震災時帰宅支援マップ
首都圏版』表紙>
<「帰宅支援ルートマップ」> <新規ページ>

■『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』の特長
◆「帰宅支援ルート」が歩く方向そのままに展開。帰宅支援ステーション、広域避難場所、歩く際の危険箇所などの情報が充実
本書では東京都選定の帰宅支援対象道路16路線および隣接する各県の緊急輸送路をもとに、当社が独自に選定した道路、全12ルートをルートごとに紹介。歩く方向そのままに展開し、都心からの移動距離、災害時に水・トイレ及び情報などの提供を行なう帰宅支援ステーション、病院、広域避難場所などだけでなく、全ルート実踏調査により得た、歩行する上での危険箇所、休憩ポイント、水飲み場などの情報を地図上に掲載しています。 
◆都心をどう抜けるか?都心の道路状況がわかる「東京都心図」
本書では「帰宅支援ルート」の起点にたどりつくための、山の手線内側全域をカバーした「東京都心メッシュ図」も掲載しています。地図上の主要道路には、地盤沈下・液状化・火災危険度・建物倒壊危険度の情報をもとに震災時に予想される道路の状況を3段階で色分けし、歩行困難度を示しています。
◆距離と時間を検討できる1枚地図、「東京15km圏経路MAP」
都心から徒歩で帰宅できる現実的な距離である「15㎞圏」を表現した、取り外しできる1枚ものの地図を収録しています。
23区内のほぼ全域を網羅した地図で、3㎞間隔でメッシュ線、5㎞ごとに同心円が描かれていますので、現在地から自宅までの方向や距離、時間と道順をこの1枚で検討することができます。

◆【新規①】一時滞在マニュアル
2013年4月、帰宅困難者による一斉帰宅の抑制と、企業による備蓄を求める条例が東京都によって施行されます。これに基づき、本書では無理に移動しようとせず、一時滞在を考える「一時滞在マニュアル」(1ページ)を追加。外出中や職場で被災した場合まずどうすればよいか、一時滞在場所をどう決めればいいのかまとめ、フローチャートなどを使ってシミュレーションできるようにしています。
◆【新規②】一時滞在施設の表記
本書のメインである「帰宅支援ルートマップ」や「東京都心図」には、「広域避難場所」「帰宅支援ステーション」を掲載していますが、新たに、都関連施設や協力体制がとられる一部民間企業など、“一時滞在施設”として登録されているものも地図上に表記しました。
◆【新規③】携帯できる「防災カード」
日頃からの防災意識を高め、いざという時に速やかな判断をするための、「地震が起こる前にできること」「地震が起こったらすること」をまとめた、切り取って使える携帯用防災カードを新たに追加しました。本人の情報や家族の連絡先を記入する「安否確認カード」や、「NTT災害用伝言ダイヤルの使い方」を掲載。個人でできる基本的な事前対策をしていただき、常に携帯していただくことで安全対策となります。

<商品概要>
■『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』

発売日:2012年8月22日
定価:840円(本体800円+税)
体裁:A5変形(縦210ミリ×横97ミリ)
頁数:144頁 オールカラー
収録図 ・東京都心メッシュ図(山手線内網羅、縮尺1:15,000)
・帰宅支援ルートマップ:方面別12ルート(収録範囲:都心から国道16号内、縮尺1:30,000)
・【巻末地図】・東京15km圏経路MAP(東京23区内ほぼ網羅、縮尺1:80,000)
     ・都心部シミュレーションマップ(山手線内

収録図 ・東京都心メッシュ図(山手線内網羅、縮尺1:15,000)
・帰宅支援ルートマップ:方面別12ルート(収録範囲:都心から国道16号内、縮尺1:30,000)
・【巻末地図】・東京15km圏経路MAP(東京23区内ほぼ網羅、縮尺1:80,000)
     ・都心部シミュレーションマップ 山手線内
 


<ご参考>アプリ版も提供中~現在地を表示、通信不要~
 2011年7月より、『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』のiPhone、Android版アプリをご提供しています。同アプリは、帰宅支援情報が掲載された地図に、GPSを使って自分の今いる位置が確認できる、スマートフォンならではの良さを生かした製品です。帰宅方向を地図上に表示したり、歩いてきた道のりの軌跡表示もします。
  購入時にダウンロードして本体に格納しておきますので、通信圏外のエリアでも利用可能。いつでも手元に携帯して安心の、断然便利なスマートフォンアプリです。
 iOs向け『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』については、8月下旬にバージョンアップする予定です。今回のバージョンアップ版では、ご自宅までのアクセスがわかるよう、これまでの帰宅支援ルート沿いの地図のみではなく、都心から約40km圏内を網羅した地図を掲載。このほか帰宅支援ステーションや避難場所など帰宅支援情報も地図上に掲載、お近くの一時滞在施設がわかるようになるなど、さらに便利にお使いいただけます。詳細はバージョンアップ時に改めてご案内いたします。
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【リリースに関する問い合わせ】

■メディア関係の方向けの問い合わせ先
株式会社 昭文社 広報担当 竹内
TEL:03-3556-8271
E-mail:koho-info.shobunsha@mapple.co.jp

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