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株式会社昭文社ホールディングス(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)とその子会社である株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役 清水康史、以下昭文社)は、マップエンターテインメント企画本『和歌山のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話』を、2021年12月17日より発売することをお知らせいたします。

地元支持率が高い「トリセツシリーズ」の最新刊となる本書は、近畿地方の中でもっとも南にあり、海と山に囲まれた「水の国」和歌山県を取り上げ、地形や地質、交通、歴史、文化と産業など、多彩な魅力を地図で読み解きながら、さまざまな特性を探っていきます。

<表紙>

<「空から見た和歌山県」>

 

)) 本書の概要 ((

シリーズ共通の構成を用いて、「絶景グラビア」+「地図で読み解く和歌山の大地」「和歌山を駆ける充実の交通網」「和歌山の歴史を深読み!」「和歌山で育まれた産業や文化」の4章立てとなる本書は、40近くの小テーマから、和歌山県の素顔に迫ります。地元の方々が親しみやすいご当地ネタはもちろん、全国的に有名な和歌山の<あれこれ>も収録している、読み応え充分の一冊です。

<「吉田初三郎が描いた約90年前の白浜」>

)) 本書の注目記事 ((

|| 地形編⇒火山がないのにお湯が湧く? 南紀有数の温泉地・白浜温泉/日本最大の落差の直瀑 那智の滝は大噴火の名残
◆日本三古湯の一つ南紀白浜温泉を持つ和歌山県は、日本有数の温泉地。温泉は熱源の違いによって、火山性と非火山性に分けられます。火山のない和歌山県の温泉は後者に当たり、地下水が地中のマグマにより、熱せられるなどの理由で温められるといわれてます。
◆那智勝浦町北東部にそびえる那智山には、4本の渓流にかかる48本の滝があります。その中で別宮飛瀧神社の置かれた「那智の滝」は、「落差日本一」の名瀑として知られています。その落差は約133mで、30階建てのビルにも相当します。滝壺まで一直線に落ちる「直瀑」の那智の滝が形成された秘密は、地形にあります。

<「和歌山のトリセツ」地形編ページ例1>

<「和歌山のトリセツ」地形編ページ例2>

 

|| 交通網編⇒ユニークな取り組みで復活した和歌山電鐵の挑戦とは?/京都と新宮を結ぶ特急? 幻に終わった五新線
◆和歌山市中心部の東端に位置する和歌山駅から紀の川市貴志川町貴志駅まで、全長14.3kmを結ぶ「和歌山電鐵貴志川線」。この線のシンボル的存在は、2006年に全国初のねこ駅長として就任した「たま」と言っても間違いないでしょう。ねこ駅長就任にはじまり、デザイン電車開発・運行、地域イベント開催等によって、海外メディアでも取り上げられるほどの人気を博したこの注目のローカル線について、詳しく紹介します。
◆奈良交通が運行する定期路線バス「八木新宮特急バス」は、新宮駅と奈良県の大和八木駅の全長166.8kmを約6時間半かけて結び、途中停留所の数は168か所あります。日本一の長距離路線バスとして知られるこの路線バスは、かつては特急列車で運行される可能性があったことはご存知でしょうか?

<「和歌山のトリセツ」交通網編ページ例1>

<「和歌山のトリセツ」交通網編ページ例2>

 

|| 歴史編⇒筆頭の地位を示す一之宮が複数ある!3つの紀州一之宮の特徴/世紀の奇才南方熊楠が守った 国の天然記念物・神島の自然
◆神社の社格を示す格式の一つ「一之宮」は、各国で1社しかないと思われがちですが、複数社を一之宮とするところもあります。紀伊国には、かつらぎ町の丹生都比売神社、和歌山市の日前宮、伊太祁曽神社の3社の一之宮があります。
◆和歌山出身の博物学の巨匠・南方熊楠は、植物学・菌類学者としてのみならず、民俗学の創始者でもあり、「日本にミナカタあり」と世界の学者にも認められた存在です。「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されるはるか昔より、熊楠は「神社合祀令」による森林伐採に反対する運動家となり、地域の自然保護に力を注いだエコロジストの先駆け的な存在でした。

<「和歌山のトリセツ」歴史編ページ例1>

<「和歌山のトリセツ」歴史編ページ例2>

 

|| 産業・文化編⇒紀州みかんで財を築いた紀伊国屋文左衛門/山や海で大にぎわい! 御燈祭り、雛流し、笑い祭
◆黒潮の影響で一年を通して温暖で降水量の少ないエリアを持つ和歌山は、果物の栽培が盛んであり、みかん・梅・はっさく・柿の生産高はいずれも日本一を誇っています。特にブランド「有田みかん」をはじめとするみかんの栽培の歴史は古くて、約590年前から存在していた記録が残っています。紀州みかんをどうやって江戸で流行らせたか?その歴史をたどっていくと、紀州湯浅(現・湯浅町)出身の紀伊国屋文左衛門を避けて語ることができません。
◆海、山、川の大自然に恵まれた和歌山県では、古代より人々の営みのなかに自然への畏敬の念が息づき、そのなかで培われた伝統や風習は長きにわたり、今も「祭」という形で生活のなかに生き続けています。千数百年の伝統を持つ日本最古の火祭「御燈祭り」、全国の原型ともいわれる「雛流し」等々、県内各地で世代を超えて受け継がれています。

<「和歌山のトリセツ」産業・文化編ページ例1>

<「和歌山のトリセツ」産業・文化編ページ例2>

)) 主な特集 ((

|| 絶景グラビア 空から見た和歌山県
和歌山県の全30市町村マップ|和歌山県の鉄道路網&道路網|和歌山県の凹凸地図
|| Part1:地図で読み解く和歌山の大地
|| Part2:和歌山を駆ける充実の交通網
|| Part3:和歌山の歴史を深読み!
|| Part4:和歌山で育まれた産業や文化
|| Column:データでわかる全30市町村vol.1 人口|データでわかる全30市町村vol.2 所得|データでわかる全30市町村vol.3 観光
|| 鳥瞰図で見る吉田初三郎が描いた約90年前の白浜|鳥瞰図で見る昭和の鳥瞰図に描かれた吉野熊野国立公園にある名勝|鳥瞰図で見る高野山周辺にあるさまざまな寺院|和歌山県にある文化・産業の発祥地と全国一

)) 商品概要 ((

商品名  : 『和歌山のトリセツ』
体裁・頁数: B5変型判、本体112頁
発売日  : 2021年12月17日
全国の主要書店・一部コンビニエンスストアで販売
定価   : 1,980円(本体1,800円+税10%)
出版社  : 株式会社 昭文社

【参考情報】
||「トリセツ」シリーズ既刊本の販売状況
2019年9月に『神奈川のトリセツ』を発売以来、これまでに43点刊行※いたしました。多数の地元紙に紹介されたほか、各書店のランキングでも上位に進出、Amazonや楽天ブックスでもたびたび品切れになるなど、既刊の地域にて密かなブームを呼んでいます。※2021年11月末現在
||「トリセツ」シリーズの特徴
・各都道府県を1冊丸ごと取り上げ、地図を読み解きながら、地形や地質、歴史、文化、産業など、その特徴や魅力を紹介。
・知られざるトリビアをクローズアップし、読み物としてのおもしろさを追求。
・ローカル色が強い地域の<もう一面>に着目し、地元の方々に、身近な地域をさらに好きになっていただける内容を提供。
|| コーポレートサイトにて、トリセツシリーズコラムを公開しております。下記よりご覧ください。
「『トリセツ』シリーズのトリセツ!?知っているようで知らない都道府県トリビア」
https://www.mapple.co.jp/9576/


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