MAPPLE×新しいスタイル

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瀬戸内国際芸術祭へ向かう拠点といえば、高松港。四方に伸びるアーケードを全部あわせると全国で一番長い商店街もあり、宿泊も観光も買い物も便利な場所。新しいお店も続々オープンしているけれど、一歩路地に入れば昔ながらの景色や味に出会えますよ〜!

高松港周辺に来て、なんとな〜く感じた違和感。そうか!信号が青いんだ!セトゲイのフラッグカラーにあわせて、港近郊の表示は青づくし。こんなところまでアートする高松、芸の細かさ、さすがです。

新しいものもあれば、古いものもあり。高松市民の通路、メインストリートをつなぐ地下道に入ると、どどーんと現れるオブジェ!しかも壁には立派な彫刻まで。しかし高松市民は全く見向きもせず通り過ぎていく・・・。普段歩くところにもアート作品がある高松市。おそるべし。

「セトゲイ」といえば直島のカボチャをイメージする人も多いはず。ですが今、商店街にも草間彌生さんのオブジェがあると聞きびっくり!なんと草間彌生さんの石の彫刻作品が展示されているのです。秋の会期中は「丸亀町グリーン×草間彌生」のイベントも開催されているのでアートファンは是非チェックして。

草間グッズはもちろん、高松の老舗洋菓子店LOWE(ルーヴ)のお店「さぬき菓子工房おんまい」をはじめ各店からカボチャ柄コラボスイーツも登場。お土産にぴったりですよ。


おんまいではカボチャ柄のクッキーに出会えます。

「帰省したら、必ず買って帰るお菓子がある!」と高松出身の方に聞いて訪れたのが、外観にも迫力あるこの老舗「巴堂」。ぶどう餅って、あの葡萄ですかね?ん?高松って葡萄名産だっけ・・・?と思いながら入ってみると、ずらりと並んだ「ぶどう餅」。

これって葡萄ですか??とお店の方にお聞きするも「うちのは武道のぶどう餅。」ときっぱり。よく見れば兜など武道にまつわるものが・・・!聞けば、その昔、戦力餅として武運と身の安全を祈り武士に差し出したと言われる、由緒あるお菓子だとのこと。一口食べると、なつかしい味のこし餡がほろりと口に拡がります。徳島にある「ぶどう饅頭」とも形が似ているけれど、食感も全く違うのでお間違いなく。

一方通行の路地の角にあるお店に、一人、また一人とお客さんが入って行く。看板には「たばこや」・・・?出てくるお客さんの手には、白いビニール袋。お店に近づくと、ずらりと並ぶのは・・・てんぷらだ!(注:瀬戸内では魚のすり身を揚げたものをてんぷらと呼びます)実はここ、江戸時代から続く老舗のかまぼこ店。


たばこや、という名のかまぼこ屋さん。


ずらりと並ぶてんぷら。おいしそ〜!

たばこやとは莨谷(たばこだに)さんというお名前からきているんだそう。地元の人に愛されるてんぷらはもっちりと肉厚で、おかずはもちろんおやつにお酒のアテにぴったり。買い物ついでに立ち寄って、歩きながらつまむのも、また良しなのです。


店内ではアート?なマスコットにも出会えました◎

香川といえば「うどん」ですが・・・実はいま、「砂糖」も有名なんです!


高松商事KSの「希少糖飴」

まずは「希少糖」。さぬき新糖とも呼ばれ親しまれるこのお砂糖。香川大学が中心となり、国や県が連携し研究した末誕生した、別名「レアシュガー」と呼ばれる甘味料だそう。砂糖のような自然な甘さなのに、カロリーが70〜80%というから素敵!


巴堂の和三盆を使った「三盆松かすてら」

もうひとつが「和三盆」。「盆の上で砂糖を三度研ぐ」ことからその名がついたというほど、ほろりと溶けるきめ細やかさにうっとり。香川では讃岐三盆糖とよばれ、古くから親しまれています。どちらも数々のお菓子に用いられているので、食べ比べも楽しいですよ〜。

1.ルーヴおんまい 丸亀町グリーン店 2.巴堂 高松店 3.たばこや蒲鉾店 4.四国ショップ88(希少糖飴を購入)

瀬戸内海の小島をめぐった前編はこちら!

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