東京にある世界各国の大使館の方へ、世界のおすすめスポットや、世界から見た日本についてうかがう「世界の大使館にこんにちは!」。第1回は、女子旅に人気で、イクメン大国でもあるフィンランドの大使館へおじゃましてきました!インタビューを受けてくれたのは、「イクメン大使」としても有名なミッコ・コイヴマー報道・文化担当参事官。「ミッコさん、家族とのおでかけの秘訣って、なんですか?」
東京にある世界各国の大使館の方へ、世界のおすすめスポットや、世界から見た日本についてうかがう「世界の大使館にこんにちは!」。第1回は、女子旅に人気で、イクメン大国でもあるフィンランドの大使館へおじゃましてきました!インタビューを受けてくれたのは、「イクメン大使」としても有名なミッコ・コイヴマー報道・文化担当参事官。「ミッコさん、家族とのおでかけの秘訣って、なんですか?」
日本の方も同じだと思いますが、フィンランド人にとって、自然はとても大切なもの。こどもにはいろいろな体験をしてほしいと思っていますが、特に、自然とたくさん触れ合えるおでかけに連れて行ってあげたいな、と思っていますね。
「外の世界、特に自然が、こどもの世界観をつくると思うんです」と、ミッコさん。
日本で行ったところですごくよかったのは、福岡の「海の中道海浜公園」というところ。自然がいっぱいで、ハイキングもレンタサイクリングもできて、ビーチもあったり。こどもも大満足で、その旅行中に2度も行ってしまいました(笑)。そうそう、フィンランド人は海水浴がとっても好きなんですよ。シーズンが終わるぎりぎりまで、ビーチを楽しむんです。なので日本は夏が長いからいいですよね。みんな9月に入ると海に行かなくなってしまうから、ちょっともったいないと思うくらいです(笑)。
今うちには5歳の男の子と3歳の女の子がいるんですが、こどもが小さいころ家族を連れて大阪へ出張へ行ったとき、オムツを買うのにすごく困ったことがあるんです。オムツがないことに気づいて買おうと思ったら、どこへ行ってもない(笑)。3〜4時間かけてやっと見つけたんですが、フィンランドでは小さなスーパーでも売っているものなので、ちょっと驚きましたね。
「最後はタクシーを飛ばしてオムツを買いに行きました(笑)」
東京でも、たとえば渋谷だとベビーカーをほとんど見ませんよね。一方、二子玉川などは、赤ちゃんやこども連れでもおでかけがしやすいように整備されています。でも、フィンランドではそういった区別がないんです。こどもをどこへでも気軽に連れていけるっていうのは、こどもにとっても親にとっても、やっぱりとても大切なことですよね。
あとはやっぱり自然ですね。都心部にも、もっともっと自然を感じられるところが増えていったら、とてもすばらしいと思います。
自然がいっぱいのヘルシンキの街。
といっても、東京にはたくさんの楽しいレジャースポットがありますからね。うちの子のお気に入りはジブリ美術館やレゴランドで、男の子は消防博物館も大好きです。ディズニーランドはまだ行ったことがないので、もう少しこどもが大きくなったら連れて行ってあげたいですね。
フィンランドに行ったら、とにかく自然に触れてほしいですね。私たちも夏休みにフィンランドへ帰ると、こどもと一緒に森に入って、キノコやベリーを取ったりして遊びます。特別な遊び道具はなくても、広大な森林の中で遊ぶことはとっても楽しいし、こどもは自然の中から、いろいろなことを学んでくれていると思うんです。
あとは観光スポットとしては、ヘルシンキからフェリーで行けるスオメンリンナ島や、ヘルシンキのリンナンマキという遊園地もおすすめですよ。
実は日本には、フィンランドにとっても似ている場所があるんです。それは北海道。自然がいっぱいあることも、気温も、湿気のないカラッとした気候も似ているんです。フィンランドと同じで白樺の木もたくさんありますしね。
東京ですと、ムーミンカフェや吉祥寺にあるモイカフェなどの喫茶店、あとは雑貨屋さんなどで、フィンランドの雰囲気を味わってもらえるかもしれないですね。また、来年はムーミンの原作者トーベ・ヤンソンさんの生誕100周年の年なので、それにちなんだイベントがあったり、他にもフィンランドを感じられるイベントやお店が増えるという話も進行中なので、ぜひ楽しみにしていてください!私も家族もとっても楽しみにしています(笑)。
東京で唯一?らしい白樺が生えているお庭でフィンランド大使館ツイッターアカウントのキャラクター、フィンたんと記念撮影。
一方、初大使館にノリノリの大地くん。
帰り際にフィランド生まれの人気者、ムーミンやアングリーバードたちとも話せて大満足。みなさん、ありがとうございました!