MAPPLE×新しいスタイル

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世界文化遺産としての登録が正式決定した日本一の山、富士山。近年の登山人気によって富士登山者数も年々増えています。そんな富士登山の楽しみ方は、歩いて登るだけじゃないんです!登山と同じく近年人気を集めているのが、自転車。富士山は、その自転車で山道を駆け上がるスポーツ、ヒルクライムのメッカでもあるんです。世界遺産登録記念に登るなら、ぜひとも自転車で!

富士山麓から五合目まで続いている有料道路「富士スバルライン」(自転車一台200円)を自転車で走るヒルクライムが、今人気なんです。スタートとなる料金所の標高は1,088mで、2,305mの五合目まで1,217mもの標高差。距離は24km。

思いの外勾配が少ないのが、富士山がヒルクライムで人気の理由!

そんなに長いの!と思いますが、勾配の少なさや車幅の広さなどから初心者に走りやすいコースと言われているんですよ。実際、毎年6月に開催される「Mt.富士ヒルクライム」という大会の完走率は驚きの99%以上!平地でトレーニングを積んで臨めば、世界遺産・富士山を自転車で走ることができるかも!?

そもそもヒルクライムって一体どんなスポーツ?ヒル(hill=丘)をクライム(climb=登る)という言葉そのままの意味なのですが、ロードバイクやMTB(マウンテンバイク)など専用の自転車を使い、舗装された公道である山道を駆け上がるスポーツです。


「いかに装備を軽くするか」に重きが置かれていて、車体の軽さはもちろん、空気抵抗を少なくするための服装をしているひとが多いのが特徴。


例えば一般的なママチャリが20kg前後なのに対し、ロードバイクは10kg前後。そして、近年の自転車ブームによりファッション性の高いウェアを見かけたり、有名デザイナーがユニフォームをデザイン、なんてニュースを聞くことも。

富士山を舞台としたヒルクライムの大会としては9月に静岡県富士宮市で、2回目の開催となるバイクナビ・グランプリ「キング・オブ・ヒルクライム富士山2013」が開かれます。スタートからゴールまでの標高差1,800m、距離26,5kmと世界でもトップクラス。その標高差、なんとスカイツリー約3本分!


ゴールから見た風景。すごくいい眺め!

そんなトップクラスのスゴいレース……と聞くと構えてしまうかもしれませんが、レースの目的はあくまでも楽しむこと。なんてったってママチャリでも参加可能なんですから!カゴつきのママチャリで富士山を走るなんてかなり大変そうですが、きっと注目を浴びること間違いなし。ギアがついてないママチャリはさすがにキツいかもしれませんけどね(笑)。普段スーパーにお買い物に行く愛車で世界遺産を気持ちよくサイクリングって、ある意味究極の富士山の楽しみ方かも。

「富士山も見たいし自転車にも乗りたいけど、ヒルクライムは敷居が高いなぁ……」という方もいるはず。そんな方には、富士五湖のサイクリングコースがおすすめ。中でも山梨県富士吉田市の富士北麓駐車場をスタートし三つ峠グリーンセンターまで行き、再び駐車場まで戻ってくるコースがいち押し。

工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がリニューアルした、レトロモダンな雰囲気の下吉田駅駅舎や、映画のロケ地にも選ばれる昭和レトロな町並みが魅力の月江寺商店街などを通る、通称・レトロ街道コース。

体力に自信のない方でも気軽に楽しめる初級者向けのコースです。もちろん、富士山の雄姿を間近で眺めることもできますよ!世界遺産の登録で富士山が気になっていたあなた、どうせ行くなら、富士山を自転車で楽しんでみてはいかが。

下吉田駅駅舎はこちらのページでチェック!

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