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株式会社昭文社ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)とその子会社である株式会社マップル(本社および代表は同上、以下「マップル」)は、観光地における企画立案、戦略策定を支援する旅行者意向分析ツール『Travelers’Mind(トラベラーズマインド)』について、2020年10月22日より提供を開始しましたことをお知らせいたします。

)) 取り組みの背景 ((

新型コロナウイルス感染症の拡大によって甚大な影響を受けている観光関連事業の回復は、国内経済を立て直す上でも大変重要な課題の一つとなっています。
従来から社会課題解決ソリューションを展開するマップルは、このような観光産業復興を支援する新サービスとしてこのたび『Travelers’Mind』をリリースいたしました。このサービスは地図と既存データ資産を活用し、旅行者の観光地における行動意向を客観的・定量的に分析することで、各地域が持つ観光地としての特徴や魅力、周辺地域との違いや課題などを浮き彫りにすることができます。これまで勘と経験に依存する部分が大きかった観光地分析を、客観データに基づいた分析手法に切り替えることが可能となりますので、自治体様や観光DMO様、観光関連事業者様にとって、より実態に即した観光分析・施策検討の実現に大きく貢献できるものと考えております。

)) 本サービスの概要 ((

多くの旅行者は、観光に行く前に訪問したいスポットを絞り込んだり、日数によって訪問エリアを分けるなど、あらかじめ訪問計画を立ててから行動することが一般的です。そのため観光客を集客するためには、訪問計画の段階で訪問候補先に選定されているかどうかが重要なキーファクターになります。
また、自治体様や観光DMO様にとって、観光客の事前の訪問計画を知ることは、地域の魅力がどこにあるのか旅行者にどのように見られているのかを知る上で非常に重要なポイントとなります。
しかしながら、このような観光客の事前の訪問計画を知るためには独自のアンケート調査などで把握する以外に方法がないのが実情です。
そのような中、昭文社グループ内の企業である株式会社昭文社(以下、昭文社)が発行する観光ガイドブックには独自の電子書籍アプリ「まっぷるリンク」が付帯されており、利用者が訪問したいスポットをブックマーク登録する機能を有しております。このブックマーク情報は観光地における旅行者の行動意向を示しており、このデータを分析することで、観光地のポテンシャル(潜在ニーズ)を把握することが可能になります。
今回は、このデータをより活用いただきやすいように直感的な操作でビジュアル分析ができるダッシュボードツールに搭載しました。
このツールを活用いただくことで、旅行者が「どこを訪れようとしているのか?」「どのくらいの範囲で行動しようとしているのか?」といった観光地における行動意向を様々な角度から客観的に分析・把握することが可能になります。

<季節別の人気スポットイメージ>

<昭文社の発行する観光ガイドブック>

)) 本サービスに搭載されているデータの価値 ((

観光客の行動を知る方法としては位置情報データを用いた分析がありますが、位置情報だけでは「訪問したかったけど、実際には訪問できなかった」といった潜在的な訪問ニーズを把握することは困難です。
また、実際の旅行行動は天候や渋滞など様々な要因によって計画通りに進まない場合もあります。本サービスに搭載されているデータは、旅行者が事前に訪問したいスポットとしてリストアップされた情報となりますので、旅行者の真の訪問ニーズを掴む上で最適な情報と考えております。

)) 本サービスの特長 ((

|| 累計2,000万DL※1の旅行アプリ「まっぷるリンク」データを活用!

不動の人気を誇る定番ガイドブック「まっぷるマガジン」シリーズに付帯されている無料アプリ「まっぷるリンク」のデータ※2を利用しておりますので、人気度や傾向を把握する上で最適なデータとなっております。
※1) 2020年10月時点のコンテンツダウンロード数の合計です。
※2) 統計処理後の数値データであり、個人が特定できる情報などは含まれておりません。

<まっぷるリンクアプリ>

|| 10種類以上の分析メニューをご用意
観光分析に必要な様々な機能を搭載しております。特に地図を活用した情報表示は地図会社ならではの分析メニューとなっております。
■主な機能

  • 地図表示/分析機能
    行政別エリア色分け表示/スポット分布表示 など
  • 情報表示/分析機能
    人気スポットランク分析/スポット相関性分析/ジャンル別構成比分析 など

    <スポット分布表示イメージ>

各種表示機能は、「人気度」、「エリア」、「季節」、「ジャンル」による絞込みに対応しておりますので、例えば周辺の複数エリアを統合した分析なども可能です。これによって行政単位ではなく、「近隣で最も集客力のある地域はどこか?」、「周辺地域に比べてグルメスポットの認知は高いが、宿泊に課題がある」など、旅行者のリアルな行動範囲に即した域内の現状と課題がより鮮明に見えてきます。
その他、昭文社の運営するWEBサイト「まっぷるトラベルガイド(https://www.mapple.net/)」との情報連携機能によって、観光スポットの詳細情報をスムーズに確認・把握することもできます。

<人気スポットランキングの表示イメージ>

<行政別色分け表示メージ>

|| 利用しやすいリーズナブルな価格設定!
このようなユーザーログデータは一般的に高額な利用料になる場合が多いですが、本サービスは観光支援の観点から、できるだけ多くの方々にご導入いただきやすい価格設定を行っております。価格の詳細につきましては、下記担当までご連絡ください。

|| サービス紹介サイト
本サービスの詳細は下記サービス紹介サイトをご覧ください。
URL:https://mapple.com/solution/pak-travelersmind/

)) 本製品のお申し込み・お問い合わせは下記まで ((

株式会社マップル
事業開発部 観光分析ソリューション担当
松野(まつの)・根本(ねもと)
住所:東京都千代田区麹町3丁目1番地
TEL:03-3556-8166/FAX:03-3556-8881
Mail:gis@mapple.co.jp


)) 株式会社マップルについて ((

マップルは2020年4月に株式会社昭文社の持株会社制移行に伴い、分社独立した昭文社ホールディングス傘下のデジタルソリューション企業です。ロゴやスローガンに象徴されているように、創業当初からの主軸である地図に関するノウハウや知見をベースに、常にチャレンジ精神をもって<世の中にプラスアルファの価値>を創出することで、社会課題の解決や企業の発展に貢献してまいります。
|| マップル・コーポレートサイトURL:https://mapple.com/

昭文社グループおよびマップルは、これから本格的に到来するSociety5.0(データ駆動型社会)の中で、今後もこのようなグループ独自のデータ資産を活用した新しいソリューション製品やサービスの開発を通じて、人々の安心な暮らしを支える環境づくりに貢献するとともに、人々の幸せの記憶づくりのお手伝いを行ってまいります。


■ メディア関係の方向けの問い合わせ先
株式会社 昭文社ホールディングス 広報担当 竹内(たけうち)、張(ちょう)
TEL:03-3556-8271
※メディア関係の方向け専用番号となります。一般のお問い合わせはナビダイヤル0570-002060、PHS・IP電話などナビダイヤルに繋がらない場合は03-3556-8132までお問い合わせください(平日9:00~17:00、年末年始、弊社休業日を除く)。
E-mail:koho-info.shobunsha@mapple.co.jp

■ 当社商品に関することなど一般のお客様からのお問い合わせはこちらにてお受けしております。

昭文社ホールディングス・グループホームページ  https://www.mapple.co.jp/