帰宅支援マップ

キタクシエンマップ

ライフラインが失われたら、紙地図が命綱です。まさかに備えてオフィスに自宅に必携の一冊。

本商品の特長と込められた思い

いつ発生しても不思議ではないといわれる首都直下型地震。オフィスやキャンパスで被災し、交通機関がストップした時、帰宅困難者は、安全な場所にとどまらなければならなくなります。 『帰宅支援マップ』は、一時待機の際の支援施設の位置を地図で示すのはもちろん、緊急の場合の対処方法をマニュアルで丁寧に紹介。
さらには時間が経過して、帰宅困難者が徒歩帰宅を開始する場合に、自宅まで安全に帰るためのサポートをするため、東京都選定の帰宅支援対象道路や、隣接する県の緊急輸送路を中心に、昭文社が独自に選定した12の帰宅支援ルートを紹介しており、全ルートについて綿密な実踏調査を重ね、コメントやアイコンで情報を表示しています。
2005年の発行当時、わずか2か月で57万部を売り上げたこの商品は、2021年、東京23区では10年ぶりの震度5強の地震発生直後も再び注目されました。
震災時にオフィスにいた時、地下街にいた時など状況別の対処法を解説したコラムも収録。防災袋の中に入れていざという時に備えるのはもちろん、企業の危機管理対策用ガイドブックとしても広くご活用いただいています。

 

当社がこの地図を企画し、出版を続けてきたのには、阪神・淡路大震災から続く「記憶を風化させてはならない」という強い思いが根底にあります。
2021年3月、東日本大震災から10年の節目に、当社の思いをコンテンツ化いたしました。地図を持って実際に帰宅した経験談もございます。ぜひ併せてお読みください。

東日本大震災から10年 「あのとき、そして今、思うこと。」 特設ページ
https://www.mapple.co.jp/blog/13323/

いざという時、正しく行動できますか?

一時待機場所への移動および帰宅時の移動ルート選定の目安になる情報も多数収録しました。巻頭の都心メッシュ地図では、地盤のコンサルタント企業である応用地質㈱の協力のもと、震災時における主要道路の安全性を「地盤沈下危険度」「液状化危険度」「沿道建物倒壊危険度」「沿道火災危険度」から算出した3段階の歩行困難度で表示。各帰宅支援ルート図では、都心の起点からの距離表示は徒歩1時間の標準距離である3㎞ごとの表示なので、歩行時の目安になります。 また、ふだん電車で通勤・通学をしている方にとって、都心部の道路のつながりはわかりにくいものですが、震災時には通勤・通学先から帰宅支援ルートの出発点にたどり着くことが徒歩帰宅の第一歩であり、そのルート選択がもっとも重要になります。そのため巻末には切り離しても使えるシートタイプの事前シミュレーション地図を収録。都心から各帰宅支援ルートへの経路の確認に、ご活用いただけます。さらに、都心から徒歩で帰宅できる現実的な距離である「15㎞圏」≒東京23区内を表現した1枚ものの地図を付録として収録しています。23区内のほぼ全域を網羅した地図で、3㎞間隔でメッシュ線、5㎞ごとに同心円が描かれていますので、現在地から自宅までの方向や距離、時間と道順をこの1枚で検討することができます。

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