MAPPLE×新しいスタイル

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6月7日に発売のセイコー ルキア×ことりっぷコラボレーションウオッチ。セイコーのご担当者の企画提案がことりっぷ編集部の元に届いたところからスタートしたこのプロジェクト。ミーティングを重ねるたびにお互いのユーザーターゲットやブランドコンセプトの親和性を確認したというふたりに、時計が誕生するまでの話を聞きました。

セイコーウオッチ株式会社
セイコー第一企画部 牧野桜子様
PROFILE

セイコー ルキアの企画を担当。大学の入学記念にルキアを祖父から贈られ、時計の魅力に開眼。卒業後セイコーウオッチ株式会社に入社し、企画部へ配属される。

ことりっぷブランドマネージャー 菊地由香
PROFILE

海外版のマガジン担当を経て、2008年ことりっぷを創刊。以降、ことりっぷ海外版、アプリ、会話帳などシリーズを拡大。現在はことりっぷブランドの普及と事業推進のため全国各地を飛び回る毎日。

セイコーウオッチ牧野様(以下セイコー様):今回のコラボレーションは、わたしたちセイコーの企画としてまずスタートしました。ルキアはいままでも、アパレルブランドや女性ファッション誌とコラボレーションウオッチを発表してきた経験があります。新たにコラボレーションの相手となる企業やブランドはないかと考えたとき、思いついたのがことりっぷです。わたし自身がことりっぷのファンでしたし、カメラメーカーとの特別冊子などを拝見し、ぜひ、ルキアもと思ったのがきっかけでした。
 
 
ことりっぷ編集部菊地(以下ことりっぷ):コラボレーションのお話をいただいたのがちょうど一年前。さすがは精密な工業製品だけあって、プロジェクトの進行も随分と時間をおかけになるんだなと思ったのが第一印象です。初めてのヒヤリングの際に、オンもオフも大切に考えるルキアの女性ターゲットとことりーなは大変多くの共通点を持っているなと気づき、これはうまくいくかもしれないと期待が膨らみました。
 
セイコー様:社内での打ち合わせも、女性のほとんどはことりっぷのファンで話が通じやすかったですね。反対に男性陣にはなぜガイドブックとコラボするのか説明し、理解してもらうのに時間が必要でした。しかし、ことりっぷはブランドのコンセプトがはっきりしていましたので、最終的には賛成してもらうことになりました。

ことりっぷ:時計と書籍というと、デザインする上でもだいぶ違うのかと心配しましたが、実は大きな共通点があることを発見。それは「限られたスペースにいかに情報を入れるか」ということ。ことりっぷはガイドブックとして掲載しなくてはいけない情報、お伝えしたい情報とデザインや読みやすさとの両立に腐心してきましたが、ルキアにも同じことが言えるのでは。文字盤という本当に小さく限られたスペースに、数字や日付表示といった必要な情報と、美しさを追求していますよね。
 
セイコー様:そういっていただけると嬉しいですね。時計は直接身に付けるものですから、デザインの良さはもちろん軽さや肌に合う色使いなど、細部までこだわっています。今回コラボした5モデルにもデザイナーのこだわりがたくさん詰め込まれています。ミーティングにはことりっぷの表紙を担当するデザイナー様とセイコーのルキア担当のデザイナー3名も一緒に参加。すごく感性を刺激されたと後から聞きました。コラボレーションには、社内のデザイナーの刺激になればと効果を期待する部分もあり、今回はとりわけ大きな刺激を受けました。

セイコー様:ルキアは2012年に、世界4エリアで電波を受信して、時間も日付もいつでもピッタリのソーラー電波時計を発表。なので、今回のコラボモデルは日本、中国、アメリカとヨーロッパの都市にちなんだものにしようとなりました。
 
ことりっぷ:そうテーマは「世界おさんぽ旅」。モデルとなった4都市(東京と上海、ロス、そしてパリ)はすぐに決まりました。また、各都市のおさんぽをイメージさせる石畳を共通のデザインモチーフにしているんですよね。
 
セイコー様:そうです。同じモチーフでもカラーやベゼル(枠、縁)のスタイル、アラビア数字かローマ数字かでもだいぶ印象が異なります。パリは大人かわいい街並みを、東京はクールな印象に、ロスは明るい太陽とビーチを、上海はエキゾチックな夜景をデザインに活かしました。
 
ことりっぷ:この上海のブルーの夜空の色とピンクのスワロフスキー・エレメントは絶妙ですよね。編集部でも上海モデルが欲しいというスタッフが結構います。ちなみにわたしのお気に入りはパリ。トノー型にするかラウンドフェイスにするかで悩みに悩んだあげく結局トノー型を申し込みました。
 
セイコー様:パリだけどうしてもラウンドもトノー型も捨てきれず、2デザイン発売することになりました。女性にとってパリって特別な存在。憧れの都市ですから2つのモデルがあってもいいだろうと、社内でも決まったんですよ。
 
ことりっぷ:東京のクールなデザインもいいですよね。ことりっぷ東京もグレーの市松模様にしていますが、東京の魅力を考えるとこのクールさにつきるのかなって。まさに、粋。
 
セイコー様:東京モデルは、シンプルな美しさが際立った1本ですね。

セイコー様:今回のコラボ企画のもうひとつのお楽しみはオリジナル小冊子*。パリの朝市からスタートし、シャンゼリゼでのランチタイムに、東京のティータイム、カリフォルニアで美しいサンセットを眺めたら、夜は幻想的な上海で過ごすという贅沢な構成。

*オリジナル小冊子「世界をめぐる旅時間」は全国の時計販売店店頭や主要都市の書店で無料配布されます。

 
ことりっぷ:「自分の足でゆっくり街歩きを楽しむ」というのがコンセプト。都市も時刻によって表情を変えますから、それぞれの楽しみ方をご紹介しています。
 
セイコー様:表紙のスタンプ柄も素敵ですよね。まさに旅時間というテーマにぴったり。こちらはことりっぷの表紙デザインをご担当のデザイナーの方に特別に作っていただいたオリジナル。時計のギフトボックスにも使用しています。
 
ことりっぷ:セイコー様からのアイデアで、実はスタンプ柄の中に思わずクスリとなる遊びも加えたんですよね。そういった遊び心もことりっぷに通じるものがあります。
 
セイコー様:パッケージだけでなく、時計の裏ぶたに小鳥の足跡をデザインしたり。とにかく女性が嬉しくなる要素をちりばめています。ぜひ、店頭で見ていただきたいですね。
 
ことりっぷ:そう! そしてこの時計をして、世界中を旅していただきたいですね。



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