1. TOP
  2. コラム
  3. 外国人目線でセレクト!伝統と現代が混じり合う東京の休日おでかけスポット5選

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

外国人が訪れる東京の観光スポットといえば「原宿」「浅草」「秋葉原」?実は、いま海外から日本を訪れる観光客が注目しているのは伝統と現代生活が融合した場所。昭文社社員のレイチェルとジョンヨンが、東京の新たな魅力を作り出している5つのスポットに行ってみました!

 

◉プロフィール
Rachael (レイチェル)
 
出身:アメリカ コネチカット州
日本在住歴:3年
京都、群馬、そして現在東京と、いくつもの場所に住んでいるおかげで様々な日本の文化に触れられた。これからももっと国内旅行したい!
 
◯ニッポンのココが好き!
日本の伝統と現代的な音楽と演劇、踊り、どれもが大好き! 日本舞踊、ヒップホップ、和太鼓などの体験あり。 もっともっとやってみたい!
 
政娟(ジョンヨン)
 
出身:韓国 ソウル市
日本在住歴:6年
自転車旅が好き!毎年ゴールデンウィークは自転車旅行。 電車などでは見すごしてしまいがちな絶景が見られるから。 今一番行きたいところは、ウミガメに会える沖縄。
 
◯ニッポンのココが好き!
食べ物がどれも美味しい!飲食店は料理が美味しいだけでなく 店員さんも優しく、ホスピタリティを感じる。
 
 

外国人が訪れる東京の観光スポットといえば「原宿」「浅草」「秋葉原」…そんなイメージを持っている方も多いはず。実は、いま海外から日本を訪れる観光客が注目しているのは伝統と現代生活が融合した場所。今回は、東京の新たな魅力を作り出している、5つのスポットをピックアップ!私たちの知らない、古くて新しい日本的おでかけスポットを、昭文社社員のレイチェル(アメリカ出身)とジョンヨン(韓国出身)がご紹介します。日本観光をめいっぱい楽しもうとする外国人だからこそ気づくことができる日本の良さや、それを現代につなげる人々の知恵や工夫。ともすれば私たちが忘れがちな日本の魅力を、外国人目線で再発見してみましょう!

海外の朝市の雰囲気を味わえるマーケットが、東京でも定期的に行われているのをご存知でしょうか?それがここ「Farmer's Market @ UNU」。様々な年代、様々な国の人々が行き交うとても賑やかなマーケットです。毎週末行われているこのマーケットには、関東近隣はもちろん、四国・東北など日本各地から現代の農の担い手の方々が出店し、直接商品の魅力を語ってくれます。おいしい食べ物と交流を求めて、週末ごとに通う常連の方も多いのだそう。野菜や果物以外にも、加工食品やお菓子、発酵食品や雑貨など様々なものが並べられたマーケットはまさしく食のフェス。有機食品やオーガニック食品、ヴィーガン(※)対応食品など、スーパーマーケットではなかなか手に入らないものもたくさん並んでおり、ここでしか味わえない美味しさに出会うことができそうです。
「毎年アジアやヨーロッパのマーケットや朝市の視察に行くなど、海外のマーケット文化を参考にはしていますが、私たちが実現したいのはやはり日本でしかできないマーケット。日本は農産物だけでなく、伝統的な発酵食品や調味料のバリエーションも豊富です。そういった日本らしさもフィーチャーしながら、毎回、日本の方々にも、海外の方々にも楽しんでいただけるような企画を考えています」と語るのは青山ファーマーズマーケット事務局の佐々木さん。
ぜひ、日本の新しいマーケットに足を運んでみてはいかがでしょうか。

(※)ヴィーガンとは「絶対菜食主義者・純粋菜食主義者」という意味で、 卵や乳製品といった動物性の食品全てを口にせず、革製品など食用以外の動物の利用も避ける人々のことを指します。(ヴィーガンにはある程度の個人差・程度差があります)
 

レイチェル&ジョンヨンのおすすめポイント

Farmer's Market @ UNUでジョンヨンとレイチェルが見つけた素敵なお店をご紹介します。

 

古来、宗教施設というだけではなく、地域社会をつなぐ場でもあった日本のお寺。そんな地域の人々の賑わいを今も自然に感じられるのが金剛院です。漫画家たちの聖地、トキワ荘があったことでも知られる「椎名町駅」からすぐの場所にある金剛院は、美しい赤門が印象的な500年の歴史を誇るお寺。実はこのお寺、伝統と現代が融合したユニークな場所なんです。まずは境内を住職様に案内していただきました。
見せていただいたのは、「マンガ地蔵」!右手には錫杖の代わりにペンを持ち、左手にはとってもキュートな「チエの実クン」を持ったお地蔵様に、レイチェルとジョンヨンは「かわいい!」と大興奮。実際に触れることのできる「なで仏」ということで、頭や光背のGペン、マンガのコマ割がモチーフになった衣をなでて、創造の縁をお祈り。本堂では改めて見る仏教美術の美しさに圧倒されました。

お参りの仕方も教えていただき、真剣な顔でお参りを済ませた二人。次に向かったのは金剛院の敷地内にある多目的ホール「蓮華堂」。金剛院ではコンサートやフリーマーケット、ファッションショーなど、地域の様々なイベントが行われているそうです。この日行われていたのはヨガ教室。モダンなホールの中央にあるレリーフのようなものは、仏様なんだそう。現代的な空間なのに、心が落ち着くのはそのせいかもしれません。
お参りをする方々だけでなく、地域の方々やイベントに訪れる方々をもつなぐ場所、金剛院。過去と現代をつなぐ新しいお寺の形を実現しているようです。

レイチェル&ジョンヨンのおすすめポイント

日本のお寺に興味がある外国人は多いですが、伝統的な宗教美術を見るにとどまることがほとんどです。金剛院では歴史あるもの、新しいものの両方を見ることができました!また、由緒あるお寺が、さまざまな催しを通して地域の人とつながることのできる場所になっているというのも、すばらしいことだと思います。

 

続いて二人がやってきたのは青山にあるSOU・SOU kyoto aoyama。SOU・SOUは、『新しい日本文化の創造』をコンセプトに、オリジナルテキスタイルを作成し、和服や地下足袋、家具や和菓子等、様々なプロダクトを展開する京都のブランドです。時代とともに変化するライフスタイルにあわせてクリエイトされたSOU・SOUの衣服は、今の日本の暮らしや街並みに合わせた形や模様を大胆に取り入れ、また昔ながらの伝統素材に落とし込んでいるのが特徴です。どのアイテムも和装や和雑貨の持つ機能性やデザイン性、色や素材の魅力を感じることができるだけでなく、日常のスタイルに自然に取り入れることができそうなものばかり。また、その一つひとつに日本ならではの生活の知恵や創意工夫のエピソードが反映されているといいます。
メンズ、レディース、キッズまで展開されているので家族で楽しむこともできますね。実際に触れて着て、しかも日常的に楽しめる、和の装いを提案するSOU・SOU。伝統的かつ新しい和の楽しみ方を発信してくれるお店です。

レイチェル&ジョンヨンのおすすめポイント

斬新な色や柄、カッティングから新しい和のスタイルを感じることができるお店です。伝統的な和服は日常的に見たり着たりが難しいですがSOU・SOU のアイテムなら選んですぐに着ることができますね。実際に着てみたときの着心地や独特のシルエットには他にない魅力を感じます。お店の作り自体も和の雰囲気でとても素敵でした。

 

青山店のお茶席ではカウンターに8席ほどの小さなスペースですが、SOU・ SOUオリジナル和菓子「京旬菓」と本格的なお抹茶を味わうことができます。基本の作法も教えてもらえるので安心。まず、右手で茶碗をとり、左手のひらにのせ、側面に添えて持ちます。そして感謝の一例をした後、正面を避けるように茶碗を2回まわしてから頂きます。お茶席では他にも、京都から直送されたSOU・ SOUオリジナルブレンドコーヒーなどを味わうことができます。

中目黒駅から徒歩7分、目黒川を超えた住宅街の一角にあるセレクトショップ「SML(エスエムエル)」。このお店の「コンセプトは『人と人、人とモノを繋ぐセレクトショップ』。日本の民藝の人気は意外と知られていませんが、実用に最適な形と丁寧なつくり、そして日本的な技法の美しさがアート作品としても評価されており、海外にも多くのコレクターがいます。
日本人が忘れがちな民藝の良さを思い出してもらえるよう、語りたくなるようなストーリーのあるモノ、世の中に残したいモノをセレクトしているという SMLは、地元の人がふらっと立ち寄っておしゃべりも楽しめるような、ゆったりとした雰囲気の空間。伝統工芸というと、高級で地味… そんな風にイメージしがちですが、ここで扱う商品はそんなイメージを覆す、シックでモダン、それでいて不思議と温かみのある雰囲気の器ばかりです。どれも手作りの商品なので、一点ものも多いんだとか。また、SMLでは定期的に展示などのイベントが開催されていて、作家さんと直接コミュニケーションすることもできます。日本の民藝に触れて、日常使いできるアート作品を手に入れるのもいいですね。

レイチェル&ジョンヨンのおすすめポイント

日本の民藝品のイメージを刷新するような、シックで美しい器がたくさんありました。見た目だけでなく生活に合わせた使い勝手まで考えられた民藝品のデザインはその土地の文化そのものだと思いますし、そういったものを介して会話することができる空間だと思います。器以外にも、とっても綺麗なうちわを見つけました!展示会の期間にもぜひ足を運びたいです。

 

東京都台東区、谷中。ここには古くから残る歴史的な建物を当時の姿のまま残し、地域の住民の憩いの場となっている「カヤバ珈琲」があります。榧場伊之助(以下、カヤバ)さんという創業者の名前が由来。昭和13(1938)年に創業し、約70年近く営業していた老舗の喫茶店。関東大震災、そして東京大空襲でも焼けずに残った谷中の人々にとってかけがえのない憩いの場だったそうです。一旦は閉店したものの、現在の店長の村上さんがお店を引き継ぎ、現在も営業を続けています。大正5(1872)年に建てられたという木造の家屋を生かした店内は古き良き日本の喫茶店の趣。当時のままのテーブルや椅子が残されているほか、ガラス天井の奧には、大正時代の梁と天井が見え、時刻、天候によって表情の変わる空間が楽しめます。かつての雰囲気を残しながらも、若い人たちに気軽に訪れてもらえるようにと、現代的な雰囲気も醸し出す改修を行ったそうです。
「昔あったものを全てそのままに残すということはできないし、時代にも合わないところがあります。だから少しメニューを変えたりしながら、新しいもの、良いものを紹介し、提供していきたいと思います」とおっしゃる村上さん。その言葉通り、イラストのかわいいメニューには、往年のレシピを再現したココア入りのコーヒー「ルシアン」に並んで、「谷中ジンジャー」などの新しいメニュー、スイーツや夏限定のかき氷などが並んでいます。古い伝統と新しい感性が響き合う、居心地のいい空間です。

レイチェル&ジョンヨンのおすすめポイント

レトロな雰囲気の店内が素敵でした!大正に建てられたという古さも感じますが、同時にとてもモダンなつくりでもあり、まさに過去と現代が混じり合う場所。メニューが豊富なのもいいですね。「ルシアン」というのも初めて飲みましたがとっても美味しい。ユニークな日本の喫茶店文化に触れることができる場所だと思います。

 

日本には、普段の生活圏内でも「息をのむような景色」「日常から離れた不思議な場所」「心がほっとする優しい風景」が実はたくさんあるんです。日本の良さを知りたい、日本の良さに触れたいと思っている外国人たちは、そんな風景を先入観なしに楽しもうとします。だからこそ、かえって日本の何気ない風景のなかにある魅力にダイレクトに気づくことができるのでしょう。知っている場所も、そんな外国人目線で見ることによって、その場所の魅力を再発見できるのではないでしょうか。ゆっくり過ごせる休日こそ、いつもは見過ごしていた場所を訪ねてみるのもいいかもしれません。ぜひ、あなただけの新しい東京おでかけスポットを見つけてみてください。
※今回紹介した店舗情報は、2015年9月3日時点のものです。

なお、昭文社ではニッポンの気になる情報を英語・韓国語で発信しています! こちらも是非ご覧くださいませ。

レイチェル・ジョンヨンも情報発信中!

MAPPLE Facebookページ・英語版はこちら

MAPPLE Facebookページ・韓国語版はこちら

 

ジョンヨンとレイチェルが日本の菜食レストランを紹介する「世界が注目 日本のベジタリアンフード 本当においしい東京の菜食レストラン」もございます。是非ご一読を!

 

 

コラム一覧を見る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページのトップへ