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  3. iPhone版『山と高原地図』 ガイドブック『東京近郊トレッキング』|山好きに心強いアプリ登場! 登山の楽しみ方が変わる!?

コラム

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ユーモラスなタッチで描かれる独特なキャラクターは、見たことあるという人も多いはず。絵本「いろはであそぼ」、NHK「シャキーン!」の「どこ切る兄弟」や東海テレビ「かよえ!チュー学」、アパレルブランドのTシャツデザインなどを手掛ける人気のイラストレーター ジュン オソンさん。数年前からご夫婦で山に魅せられ、週末は二人きりでトレッキングを楽しむこともあるという。専門誌でも登山を題材にしたマンガを連載するなど、いまやオソンさんにとって山登りはライフスタイルの一部になっている。今回は、現在発売中の『東京近郊トレッキングガイド』を参考にして選んだ奥多摩三山のひとつ三頭山(みとうさん)を、同じく発売したばかりのiPhoneアプリ『山と高原地図』を利用しながら登っていただき、ご夫婦にとっての登山の魅力とアプリの印象について語っていただきました。

山の魅力を教えてくれた八ヶ岳

初めての本格的な登山は富士山でした。妻と30歳の記念に登ろうという話になり、計画したんです。ですが、登り始めてすぐ頭痛になったりして、あまり良い印象はありませんでした。その時に、装備を揃えたので、せっかくだからと、少しずついろんな山に登り始めました。でも、いくつか低い山を登ったあとも、登山にハマるという感覚はあまりなかったんです。その後、妻の親戚に誘われて登った八ヶ岳でやられました。初めての縦走だったんですが、樹林帯を歩く低山のトレッキングとは全然違いました。本当に楽しかったんです。稜線を歩く爽快感は違うんですよね。八ヶ岳は小屋もちょうどよい間隔であって、ほどよく休憩しながら、景色を楽しみながら登れるんです。それから、テントも買ったりして、本格的に登り始めました。最初のうちは、東京近郊の百名山をよく登っていました。100に選ばれるくらいだから、きっと景色も良いだろうと(笑)。いろいろな山を登り始めると、岩場が多くて命にかかわるようなレベルが高い山もあって、山と言ってもいろいろあるんだということを学びました(笑)。いろいろ登ってみて、やはり八ヶ岳が好きですね、あとはアップダウンが少なくて確実に登っていける山としては、雲取山も好きですね。

少しマイナーなチョイスが、中級者にはうれしい。

二人で登る時にも、それぞれが自分のテントを持っていくことが多いです。バーナーでもなんでもひとつずつ持っていきます。僕は平等が好きなんです(笑)。登山の準備をしている時が楽しいんですよね。いかに自分の装備をチョイスして登るかが楽しいので、奥さんの分も荷物になると準備が楽しくなくなるじゃないですか(笑)。奥さんの方が僕より体力あるので、気にする必要がないんです(笑)。
——登っている時も、私が先を歩いちゃう感じですね。最近は、装備を少しでも軽くしたりなど、こだわりが多くなってきたので、彼がたくさん情報を仕入れてくるんです。「どこでその情報知ったの?」っていうくらい(笑)。(奥様)
コースを選ぶ際には、ガイドブックを見ることが多いですね。今回は、『東京近郊トレッキング』を読んで登る山を決めたんですが、この本は読みやすいですね。車で行くことも多いのですが、交通アクセスが詳しく書いてありますし、難易度も選べるのはうれしいです。あと全体的に写真が多いですよね。一般的なガイドブックだと、どんな場所なのか想像しづらい事も多いんです。写真が多いと「ああ、道はこういう感じなんだなぁ」とイメージしやすいんですよね。鬱蒼とした林道が続くとあまり気持ち良くないので、どんな道なのかが事前にもっとも知りたいポイントです。
——高低差も書いてあるのがうれしいですね。山のレベルがだいたいわかりますよね。高低差が1,000m近くなると結構がんばらなければいけない感じだなぁとか。(奥様)
この『東京近郊トレッキング』に収録されているのは、少しマイナーというかあまり見たことない山があって、僕はこれくらいのほうがいいですね。初心者向けのガイドブックはどれも内容が似てくるんですよね。
——でも『東京近郊トレッキング』は、メジャーな山も押さえてますよね。私はお花の情報もうれしいです。どんな花が見られるという情報に加えて、開花時期とかも丁寧に掲載されていて、「違う季節にまた来ようかな」と思えますよね。(奥様)
コースも少しマイナーなチョイスで、たとえば雲取山は三条の湯から入るルートが紹介されていますが、このコースは珍しいですね。立ち寄りスポットもあまり聞いたことがないところが掲載されていて面白いですね。少しズラしている感じがいいと思います。僕の登山仲間には、地図をみて自分でルート組むような人たちもいるんですが、そういう人が読んでも発見があるかもしれないですね。でも僕は、この本より、もう一段階マニアックな切り口でもうれしいですけどね。メジャールートの最大のデメリットは人が多いことなので、「こんなルート知らないでしょ?」みたいなのはうれしいんです(笑)。

アプリの利用で不安が少なくなり、登山に集中できる。

『山と高原地図』シリーズは、普段からよく利用しています。登山家にとってはもう大定番ですよね。この紙の独特の匂いがたまらないです(笑)。iPhone版の『山と高原地図』を初めて使ったのは、少し前に大菩薩に登った時でした。明日出発という時に、あわててダウンロードしました。日帰りでしたし、大菩薩へは行ったことがあったので、念のためという感じでしたが、アプリだとすぐに買えるから良いですよね。僕の登山仲間には、『山と高原地図』をスキャンしてスマホに取り込んでいるくらいのファンがいます。その人にとっては、「サイコー!」っていうアプリだと思いますよ(笑)。僕もアプリが出たのを知った時は、「ついにきたか」とテンションがあがりました。これ、慣れたら相当便利ですね。ちょっとした分岐では、多分こっちの道だろうと感覚で進むときがあるんですが、自分の歩いた道がアプリ上に表示されるので、どっちに進んだら良いかがひと目で分かり、不安なく進めます。今回、三頭山に登った際も、道中で一度だけ予定ルートと違う道を通ったんですよ。本ルートと並行している道だったので、すぐに合流したんですが、「あれ、この道はあってるのかな…?」と一瞬不安になったんですが、アプリを見るとすぐこの先で合流するというのがひと目で分かったので、不安になることがないんですよね。休憩するときには、紙の地図を広げて、分岐では、ちょっと立ち止まってアプリで確認するという使い分けができそうですね。

Webとの連携で楽しみが広がりそう。

iPhone版『山と高原地図』はヤマレコ*とも連携できるんですね。ヤマレコは登山前に結構参考にするんですよね。ヤマレコにある実際に登ったことがある方の数字には間違いがないので、よくチェックします。アプリと連動させて、自分の登山記録を公開することはまだやったことがないですが、やり出したらハマりそうですね。ヤマレコを利用している人は登山仲間にも多いので、需要もありそうです。
——アプリはGPS使うので電池の減りが早いんですよね。日帰りなら大丈夫だけど…。(【編集部】レコーディングの間隔は5分を推奨しているんです) え、そうなんですか!? あ、私の設定、30秒になってた!設定を変えられるならバッテリー消費が抑えられていいかもしれないですね。5分に設定しとこうっと(笑)(奥様)
そういうのを試しながら調整していくのが面白いんですよね。次は設定変えてみようとか。

特に初心者にはおすすめ。今後のバージョンアップにも期待。

なにしろ今自分がどこにいるのか、ひと目で分かるのは助かりますね。一番大きいのは安心感が得られることでしょうね。今歩いている道が正しいという確信が得られるから。
——今までは、不安になると紙の地図を何度も見直していました。ちょっと歩いてまた地図を開いてという感じで。特に初心者の人には心強いアプリだと思いますよ。要望とすれば、付近の温泉情報などをクリックしたら詳細が表示されればうれしいですね。昭文社のガイドブックって温泉にも詳しいイメージがあるので、この機会に合体とか(笑)(奥様)
さらに言えば、入山届けがメールで提出できたら画期的ですね。
——登山口に設置されている届出用紙も、結構書く内容が多いので大変です。あらかじめアプリに情報を登録しておいて、自動で入力してメールで提出できたらうれしいですよね。(奥様)
あとは累積時間と累積距離がひと目で分かるようになったらいいですね。
——たしかに距離の表示は欲しいです。達成感がでますよね。(奥様)
登山家たちなら誰しも利用している『山と高原地図』が、待望のアプリになってそれだけでもニュースなんですが、スマートフォンならではの機能や山地図としての新しい展開があるのではないかと思うと、ますます今後のバージョンアップに期待が膨らみます。

*ヤマレコ…登山の計画や記録をWeb上で公開し、仲間と共有できるサービス。

フォトギャラリー

今回お二人に登山していただいたのは『東京近郊トレッキング』を参考にして選んだ奥多摩三山のひとつ三頭山。地図『山と高原地図』とiPhoneアプリ『山と高原地図』を利用しながら登っていただきました。またその様子をご夫婦で写真に撮影していただきました。

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