B級ご当地グルメという言葉が一般化しはじめた5年ほど前までは、まだまだ“「やきそば」を食べるためにわざわざ旅行?”というふうに懐疑的な受けとめられ方もあったと思いますが、いまや「B級ご当地グルメ」は立派な週末レジャーの選択肢です。B級ご当地グルメの祭典B-1グランプリの来場者もついに43 万人といわれていますし、各地で行われているご当地グルメのイベントも大人気です。昭文社が昨年発行した「B級ご当地グルメドライブ」(2010年)もお かげ様で大変ご好評いただきました。
すでに十分に市民権を得た「B級ご当地グルメ」ですが、それでもまだまだ紹介されていない名品が日本全国にあるんです。ですから今回はさらにエリアを拡大して「県別対抗! B級ご当地グルメ」と題し、日本全国を総力取材しています。
いまや「B級ご当地グルメ」は国民的レジャー
地元自治体も協力。B級ご当地グルメを徹底的に掘り起こし
「B級ご当地グルメ」は6つのエリアに分かれていますが、それぞれのエリアの担当者は、これまでもまっぷるマガジンなどで各地域を担当してきた編集者で す。これまで取材で訪れた時に何気なく、おのおの手軽に楽しんできたB級ご当地グルメですが、今回はそれを皆で持ち寄って集大成させました。
さらに、わたしたちの取材経験を活かすのはもちろんなのですが、次々と新しい発見があるB級ご当地グルメですから、そのあますところない魅力を紹介するために、今回は県・市町村をはじめとする地元自治体のみなさんに積極的な協力をお願いしました。
結果として、期待以上にお力添えをいただき、膨大といえるほどの情報が集まりました。まさにB級ご当地グルメのてんこ盛りです(笑)。それを眺めると、あ らためてB級ご当地グルメの懐の深さを実感しましたね。やっぱり、地元の人にとってはあたりまえ過ぎるメニューだったり、わざわざ観光客にお薦めするよう なものでないと思われていたりするような、知られざるB級ご当地グルメがまだまだ日本各地に眠っているんです。最近は地元の若い人たちがそういう”地元の 資産”を再発見して町ぐるみで盛り上げようと活動されているケースもありますから、きっとこれからもますます注目されるB級ご当地グルメは増えていくと思 いますね。
お店や地元の反響大。B級ご当地グルメは人を熱くさせる!?
「B級ご当地グルメ」を発売してまだ数週間ですが、なによりお店や地元の人たちからの反応が早い! 実際、これまで雑誌にも載ったことがないお店を取材さ せていただいたりしていますし、お店の方も積極的に「B級ご当地グルメ」に掲載されたことをアピールしていただいているようです。また「B級ご当地グル メ」をご覧いただくと、地元の方々はみなさんすぐに一読者として“あれは載っているのかな?”なんておっしゃってパラパラとめくりながら、お目当てのB級 ご当地グルメを探されるんです。B級ご当地グルメというのは地元でまず愛されてきた郷土料理でありソウルフードですから、みなさん並々ならぬこだわりと愛 着があるんですね。みなさん必ず一家言語り始めます(笑)。
掲載にあたっては、様々な角度から検討して選択していますから、ご提供いただいた情報の中には今回掲載できなかったものもありますが、地元への誇りと愛情はどのメニューからもひしひしと感じることができました。
“B級”という新しい価値をとにかく楽しむこと。
制作の過程でわたしたち編集者が、ふと手を止めて考えるのが“B級ご当地グルメ”ってなんだろう、ということ。最初に情報提供をお願いするときにも一定の 目安として、“昔から地域で親しまれている”“地名がネーミングに含まれる”“地元の食材が活かされている”などの条件を一応お伝えしたのですが、結局B 級ご当地グルメの定義って、「地元で愛されている手軽で身近なメニュー」ということなんだと思います。ましてや“B級”は、決してA級と比べて下のランク という意味ではないんです。たとえば、松阪牛は高級郷土食材かもしれないけど、それが揚げてコロッケにされて数百円で販売され、結果として地元の人たちの 暮らしに溶け込んでいるメニューだったら立派な“B級”っていえるかもしれない。
掲載にあたっては、値段が1500円くらいまでのもので、できるだけ数店舗以上で提供されてるもの、などといった基準を想定しましたが、そこはB級ご当地グルメの多様性にあわせて、あえて緩やかな定義づけにとどめています。
ちなみに余談ですが、“揚げる”“串に刺す”“なにかに挟む”などは、B級ご当地グルメにおける主要な調理法(?)ですね(笑)。あと “麵にする”“ご飯にのせる”、さらに“黒くする”などというのもありますので、ぜひみなさんも「B級ご当地グルメ」をご覧いただいてその奥深さをお楽し み下さい(笑)。
「県別対抗!B級ご当地グルメ」のおいしいポイント
「B級ご当地グルメ」を眺めていただくと、何はともあれまずはおでかけしたくなること請け合いです。旅のきっかけになる情報ばかりですので、家族の週末の レジャーに、ドライブのおともにご活用いただければと思います。お薦めとしては、まっぷるマガジンエリア版との併用。たとえばまっぷる青森版を購入して、 さらにB級ご当地グルメの東北・北海道版も購入いただければ、旅の楽しみはさらに立体的に広がると思います。ツーリングマップルの愛読者の方からも、ツー リングに行った先でのお楽しみのために「B級ご当地グルメ」を購入したというご報告を早速いただいたりしていますので、おでかけの満足度をさらにもう一つ アップさせるツールとしてお薦めします。
もちろん、B級ご当地グルメを満喫するためにきめ細かい工夫もされています。比較的小さなお店も掲載していますので席数を掲載したり、B級グルメの醍醐味のひとつでもある“お持ち帰り(=テイクアウト)”の有無などの情報も記載しています。
「B級ご当地グルメ」の旅はまだ始まったばかり!
B級ご当地グルメに焦点を絞ったうえでここまで情報を網羅したガイドブックは、おそらくこれまでにないと思います。きっと、これからこの本がヒントとなっ てTVや雑誌などのメディアにもユニークなB級ご当地グルメが紹介されていくのではないでしょうか。まさにこれから脚光を浴びる宝の山がこの中には眠って いるかもしれません。
B級ご当地グルメというのは、古くからの庶民の智恵や工夫が結晶したものだと思います。だからその意味で、日本各地の地域の人々の想像力や熱意があるかぎ り、B級ご当地グルメのもつポテンシャルは決して失われないと思います。わたしたちB級ご当地グルメの編集者もそれに負けない探求心で様々な企画を引き続 き検討中ですから、まずはこの「県別対抗!B級ご当地グルメ」で、みなさん、B級ご当地グルメというワンダーランドへ足を踏み入れてください!








