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  3. 地図・ガイドの高度な制作力を活かし、 ニーズに応えるオリジナルツールを開発

目的ごとにメディアを使い分け、効率の良いプロモーション活動を展開

昭文社では自社出版物のほか、お客さまのご要望に応じてオリジナルの地図やガイドブックを企画・制作する「オリジナルツール開発」事業も行っています。私はこの事業部門で編集企画を担当しています。「制販一体」が昭文社の特徴の一つなのでお客さまのもとへ足を運ぶことも多いのですが、特にツール制作の最初の段階のヒアリングを重視しています。多くの場合、受注から納品までの期間が短いため、「こういうツールをつくりたい」というオーダーのニュアンスを早いうちに明確な内容にすることは、制作を効率良く進めるために欠かせません。
私は1994年に入社してから出版物の地図編集、昭文社の地図データベース「SiMAP」の構築、地図データベース管理のための取材、果ては中国・北京での地図制作指導など、地図づくりの上流から下流まで一通りの工程を経験してきました。2006年から現在の部署に所属していますが、オリジナルツール開発の面白さは自社出版物制作とはひと味違うと感じています。不特定多数の読者に向けてではなく、特定のお客さまのご要望に合わせてツールを制作する。素材として活用するのは昭文社の地図やガイドデータですが、お客さまに合わせいろいろな味付けをしてカスタマイズする。出版物では実現しないようなアイディアも、お客さまに採用されればどんどん盛り込めます。悩むシーンも多々ありますが、培ってきた企画力や編集力を新たな形で活かし、お客さまに喜んでいただける、楽しさとやりがいを感じる日々です。

ターゲット到達力と認知力の高いマップルブランド商品(自社出版物)をフル活用して編集

私の制作事例としてご紹介したいものの一つが『Hondaまっぷる』。その名の通り、自動車メーカーHondaさまのオリジナルツールで、ディーラー来店者向けの情報誌として季刊発行しています。関東版をはじめ近畿・中四国版、九州版を発行しており、2006年にスタートし発刊6年目になります。
関東版は、ファミリー層をターゲットにしたおでかけプランニング情報誌『家族でおでかけ』の記事を抜粋して編集するとともに、新規取材によるオリジナルページなどを加えてカスタマイズ品として制作。近畿・中四国版、九州版は完全オリジナルで、まったくのゼロベースから企画を立て、このツールを制作するための取材と編集を行っています。どれも長期間発行しているものなので、クライアント様やエンドユーザーにいつも新鮮な視点で読んでいただける工夫を盛り込んでいます。「販売店を訪れるエンドユーザーがよく手に取っている」とクライアント様から評価もいただいており、それが長期のご契約につながっていると思います。

エリアとクライアント様を熟知した編集担当が、「伝わる」手法を積極的に提案

もう一つの代表事例として、つくばエクスプレスの『時刻表&沿線マップ』をご紹介します。これは時刻表だけではなく各駅構内の案内図、沿線周辺地域の地図やガイド情報まで掲載しています。 つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道さまは沿線地域の開発と発展に向けてさまざまな活性化策を展開しており、時刻表発行もプロモーションの一環として位置付けられていました。そのため時刻表に収録する地図の質を高めたいという意向があり、昭文社で制作する運びとなりました。周辺地域の地図やガイド情報は昭文社のデータを活用できたものの、駅構内の案内図は各駅を取材し新たに制作。社内初の制作となった時刻表編集では「乗り換え駅を分かりやすく」というリクエストに、快速列車や区間快速列車が普通列車と接続する箇所には色付けするなどの工夫を盛り込み、エンドユーザーの「使い勝手」を高めていきました。
この時刻表もお客さまに評価していただき、4年に渡って継続発注を受けています。2005年にスタートつくばエクスプレスは、1日あたり平均乗客数27万人を開業5年後の目標としていたのですが、1年早くそれを実現しました。目標達成に弊社で制作した『時刻表&沿線マップ』も寄与したというお礼の言葉をいただき、こうしたツールが人を動かし誘客する力を持つことを改めて実感しました。

スマートフォン向けアプリ『ことりっぷ』にも注目

昭文社のデジタルコンテンツ部門と連携してオリジナルツール開発を行う事例も増えています。最近では、JALの沖縄送客キャンペーンのツールとして、昭文社ガイドブックのスマートフォン向けアプリ『ことりっぷ』を活用したiPhone、iPad向けのアプリコンテンツを提案。『ことりっぷ』は20~30代の女性をメインターゲットとした媒体でキャンペーンのねらいにもフィットしており、またデジタルコンテンツを活用することで他の媒体と連動させられる点などから企画が評価され、受注に至りました。
紙媒体にはページをぱらぱらとめくって情報を探せるなどの利点がありますが、デジタルコンテンツは携帯電話やスマートフォンで閲覧できる、他の媒体と組み合わせて有機的なプロモーションを展開できるなどの特性があり、今後さらに制作数が伸びていくと考えています。出版物・デジタルコンテンツを問わず、商品ブランドや制作ノウハウなど、昭文社の資産を活用して、お客さまのビジネスの効率を高めるオリジナルツールを開発することが私たちの使命。これからも昭文社の媒体力を武器に惜しみなく新たなアイディアを盛り込みながら、お客さまのニーズに応えるツールを提案していきたいと考えています。

[プロフィール]

出版制作本部 出版編集部 開発編集課 木村 雄一

[木村雄一のプライベートモード]

私の性格は「追求型」。手加減することができず、とことんまで調べ考え、手間をかけずにはいられません。ビジネスシーンでは、「やりすぎ」と周囲に笑われることもままあります(笑)。そんな私が地図づくりに携わって17年、現在では地図業界誌に連載を持つように。タイトルはその名も『地図侍が往く』。“時事問題を地図で切る!”と地図という視点を盛り込んだコラムです。世の中の事象を地図に表すと様々な事が見えてきます。読者のみなさんを驚かせるネタを探して.....今日も往く。

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