導入事例

ソリューション

コンシェルジュサービスを支える、オリジナルのバイリンガル地図

大規模リニューアルを経て2012年にグランドオープンした「パレスホテル東京」。丸の内の中心部に位置する一流ホテルには、アジアやヨーロッパ、アメリカと世界中から多くのお客さまが訪れます。

特に近年は、何度も来日経験のある方をはじめ、日本に詳しい旅行者が増えており、おもてなしのプロフェッショナルであるパレスホテル東京のコンシェルジュが尋ねられる内容にも変化がみられるといいます。下北沢のショップや現代アートのギャラリーなど、より深く、ユニークな旅やおでかけ情報を求めるお客さまが増えているのです。

そうしたお客さまが求めているのは、ネットで得られる表層的な情報ではなく、コンシェルジュ=「ローカルのエキスパート」が持っているリアリティのある情報や意見。パレスホテル東京では、レストランや美術館、ブティックをはじめ、どんな場所もスタッフが実際に足を運んだ上で紹介しています。

そんなコンシェルジュのサービスを支えているのが、昭文社の地図ASPサービス。コンシェルジュデスクでは、目的地と最寄り駅などをひとつの地図に収まるように配置した、見やすく美しいオリジナルの地図をプリントアウトして、おでかけされるお客さまにお渡ししています。

ホテルのロゴ入りのレイアウトで出力できるのは、昭文社の地図ASPの特長のひとつ。パレスホテル東京では、「お客さまにお渡しするインフォメーションはロゴが記載されたものであること」と定められています。世界中の名立たる5スターホテルに宿泊した経験がある方をはじめ、パレスホテル東京を訪れる目の肥えたお客さまにも自信を持ってお渡しできる地図だと好評いただいています。

また、最高品質のおもてなしが求められるパレスホテル東京にとっては、お渡しする地図が常に最新の状態であることも重要なポイントのひとつです。新しいビルが記載されていなかったり、以前の名称のままだったりと、古い情報のままの地図をお渡しするわけにはいかない。その点、常に最新情報がアップデートされる昭文社の地図ASPなら、安心してご利用いただけます。

日本語/英語と表記を選ぶことができるのも特長のひとつ。日本語版はタクシーのドライバーへ渡し、英語版は街歩きする外国人旅行者の方にお渡しすることが多いそうです。

さらに、ASPサービスに登録したデータは、コンシェルジュチームのデータベースとしても活用いただいています。例えばレストランでも、懐石、お寿司などジャンル別に出力できるので、新しいメンバーが配属されたときなどに情報共有しやすいと評価いただいています。

コンシェルジュチームのメンバーには、レストラン情報に強い人、ファッションに詳しい人、アウトドアが得意な人など、それぞれ得意分野があります。お客さまからのリクエストや、ぜひご紹介したい店舗情報などは随時チーム内で共有し、ASPに追加していく。こうして構築されたデータベースが、コンシェルジュチームの財産になっているそうです。

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